DirectAccess スクリプトを使用すると、PowerShell スクリプトを使用してネットワーク シェル (Netsh) コマンドと PowerShell コマンドを組み合わせて実行し、すべての必要なグループ ポリシー オブジェクトおよび設定を使用して、DirectAccess を構成できます。
DirectAccess スナップインでは、ユーザーが設定を保存または適用するたびに拡張マークアップ言語 (XML) データ ファイルが生成されます。このファイルの既定の場所は %windir%\DirectAccess\DirectAccessConfig.xml です。ファイル内の XML タグを使用して、この XML ファイルを変更およびカスタマイズできます。たとえば、<InternalNetworkInterface> タグを使用して、DirectAccess サーバー上の内部ネットワーク インターフェイスの名前と ID を手動で指定できます。カスタマイズした XML ファイルを Engine.ps1 という PowerShell スクリプトの入力として渡すことで、DirectAccess サーバーと必要なすべてのグループ ポリシー設定を構成できます。
Engine.ps1 PowerShell スクリプトは、Microsoft Technet の Script Center のスクリプト一覧に関するページ (英語の可能性あり) (
スクリプト実行の構文は、次のとおりです。
engine.ps1 -mode {serveronly|gpsettingonly|all} [-data <dataFilePath>] [-log <logFilePath>]
- mode パラメーターは必須であり、次のいずれかを指定する必要があります。
- serveronly: この値は DirectAccess サーバーのみを構成し、グループ ポリシー オブジェクトおよび設定は作成または構成されません。
- gpsettingonly: この値はグループ ポリシー オブジェクトおよび設定のみを構成し、DirectAccess サーバーは作成または構成されません。
- all: この値は DirectAccess サーバーとグループ ポリシー オブジェクトおよび設定の両方を構成します。これは、[DirectAccess の確認] ページで [適用] をクリックするのと同じです。
- serveronly: この値は DirectAccess サーバーのみを構成し、グループ ポリシー オブジェクトおよび設定は作成または構成されません。
- data パラメーターはカスタマイズされた XML ファイルへのパスです。これは省略可能です。場所が指定されない場合、スクリプトでは %windir%\DirectAccess フォルダーの DirectAccessConfig.xml ファイルが実行されます。
- log パラメーターはログ ファイルへのパスです。これは省略可能です。場所が指定されない場合は、スクリプトを実行したフォルダーに DirectAccess_log.txt ファイルが作成されます。
その他の参照情報
- DirectAccess を構成する
- Windows PowerShell (英語の可能性あり) (
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=102372 )