共有と記憶域の管理を使用することで、次の 2 つの重要なサーバー リソースを一元的に管理できます。

  • ネットワーク上で共有されるフォルダーやボリューム

  • ディスクや記憶域サブシステム内のボリューム

共有リソースの管理

共有フォルダーの準備ウィザードを使用して、サーバー上のフォルダーやボリュームの内容をネットワークを介して共有できます。このウィザードは共有と記憶域の管理から実行できます。ウィザードの指示に従って必要な手順を実行すると、フォルダーまたはボリュームを共有し、適用可能なプロパティをすべて割り当てることができます。このウィザードでは、次の作業を実行できます。

  • 共有するフォルダーまたはボリュームを指定する。または、新しい共有フォルダーを作成する。

  • 共有リソースへのアクセスに使用するネットワーク共有プロトコルを指定する。

  • 共有するフォルダーまたはボリュームに対するローカルの NTFS アクセス許可を変更する。

  • 共有リソースに含まれるファイルに、共有アクセス許可、ユーザー制限、およびオフライン アクセス設定を指定する。

  • 分散ファイル システム (DFS) 名前空間に共有リソースを公開する。

  • NFS (Network File System) 用サービスがインストールされている場合、共有リソースに対して NFS ベースのアクセス許可を指定する。

  • サーバーにファイル サーバー リソース マネージャーがインストールされている場合、新しい共有リソースに記憶域のクォータを適用したり、ファイル スクリーンを作成してその記憶域に保存できるファイルの種類を制限する。

共有と記憶域の管理を使用して、新しい共有リソースと既存の共有リソースに関する重要な要素を監視したり変更することもできます。次の作業を実行できます。

  • フォルダーまたはボリュームの共有を解除する。

  • フォルダーまたはボリュームに対するローカルの NTFS アクセス許可を変更する。

  • 共有リソースの共有アクセス許可、オフライン利用、その他のプロパティを変更する。

  • ファイルまたはフォルダーに現在アクセスしているユーザーを確認し、必要に応じてユーザーを切断する。

  • Network File System (NFS) 用のサービスがインストールされている場合、共有リソースに対する NFS ベースのアクセス許可を変更する。

共有と記憶域の管理を使用して共有リソースを管理する方法の詳細については、「共有リソースを準備する」を参照してください。

記憶域の管理

共有と記憶域の管理を使用すると、サーバー上の利用可能なディスク上、または仮想ディスク サービス (VDS) をサポートする記憶域サブシステム上に、記憶域を準備できます。記憶域の準備ウィザードでは、手順に従いながら、既存のディスク上またはサーバーに接続されているサブシステム上にボリュームを作成できます。記憶域サブシステム上にボリュームを作成する場合は、このウィザードで、ボリュームをホストする論理ユニット番号 (LUN) も作成できます。LUN だけ作成し、後から [ディスクの管理] を使用してボリュームを作成することもできます。

共有と記憶域の管理は、このウィザードで作成したボリュームだけでなく、サーバー上にある他のボリュームの監視や管理にも役立ちます。共有と記憶域の管理を使用すると、次の作業を実行できます。

  • ボリュームのサイズを拡大する。

  • ボリュームをフォーマットする。

  • ボリュームを削除する。

  • 圧縮方法、セキュリティ、オフライン利用、インデックス作成などのボリューム プロパティを変更する。

  • ディスク ツールを使用して、エラーのチェックや最適化、バックアップを行う。

共有と記憶域の管理を使用して記憶域リソースを管理する方法の詳細については、「記憶域を準備する」を参照してください。