Internet Explorer® のメンテナンス (IEM) のこのダイアログ ボックスでは、組織内のユーザーとコンピューター用に Inetset.iem ファイル内の優先設定をカスタマイズできます。これらの設定は、コントロール パネルの [インターネット オプション] またはグループ ポリシーの管理用テンプレートを使用して設定することもできます。

いくつかのインターネット設定オプションは、Internet Explorer 6 または Internet Explorer 8 のいずれかのみでサポートされます。たとえば、以下の [詳細設定] オプションは Internet Explorer 6 ではサポートされていますが、Internet Explorer 8 ではサポートされていません。

  • [アドレス バーに [移動] ボタンを表示する]

  • [URL を簡易表示する]

  • [ページのヒット カウントを使用する]

  • [ビデオを再生する]

このバージョンの IEM では、このダイアログ ボックス内のすべての設定が、グループ ポリシーから管理できる本物のポリシーに変換されました。これらの設定は、グループ ポリシーでは [コンピューターの構成] または [ユーザーの構成] にある、[管理用テンプレート]、[Windows コンポーネント]、[Internet Explorer] の順に開いていくと表示される [インターネットの設定] の下に置かれています。

IEM およびグループ ポリシー オブジェクト (GPO) で作業するには、Administrators グループのメンバーである必要があります。

IEM を使用して Internet Explorer のインターネットの設定を構成するには
  1. IEM で [Internet Explorer のメンテナンス] を右クリックし、[優先モード] をクリックします。

  2. 左側のウィンドウで [詳細設定] をクリックしてから、右側のウィンドウで [インターネットの設定] をダブルクリックします。

  3. 以下の 1 つ以上のダイアログ ボックスで値を編集します。

    • [オートコンプリート]。このダイアログ ボックスでは、ユーザーが入力しかけた項目が以前に入力した項目に基づいて最後まで自動入力されるかどうかを指定します。自動入力される項目には、Internet Explorer のアドレス バーに入力する URL、エクスプローラーのアドレス バーに入力するパス、Web フォームの各種フィールド (パスワードも含む) などがあります。たとえば、以前に http://www.microsoft.com に移動したことがある場合、「http://www.micr」と入力し始めると、オートコンプリート機能により候補として "http://www.microsoft.com" が表示されます。特に、[パスワードの保存を確認する] チェック ボックスをオフにすると、ユーザーがパスワードを保存できないようにできます。このダイアログ ボックスでは、[インターネット オプション] よりも詳細な設定を指定できます。

    • [ディスプレイの設定]。このダイアログ ボックスでは、既定の文字サイズ、背景色、表示済みのリンクの色、未表示のリンクの色など、表示のさまざまな設定を構成できます。これらの設定は、[インターネット オプション] の [全般] タブでも指定できます。

    • [詳細設定]。このダイアログ ボックスでは、接続、マルチメディア、セキュリティ、印刷、閲覧、および検索のための設定を構成できます。さらに、Microsoft® VM (仮想マシン) のログ記録および Microsoft VM JIT (ジャスト イン タイム) コンパイラの機能を有効にするかどうかも指定できます。アクティブ コンテンツの使用を制限したり、Internet Explorer セキュリティ強化の構成の既定の設定に従ったりするために、これらの機能を無効にしておいた方がよい場合もあります。これらの設定は、[インターネット オプション] の [詳細設定] タブで指定できる設定のサブセットです。アクティブ コンテンツを制限する方法の詳細については、Microsoft サポート技術情報の文書番号 154036 の記事 (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=67807) を参照してください。既定の設定の詳細については、Internet Explorer セキュリティ強化の構成の管理に関するページ (英語の可能性あり) (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=26091) を参照してください。

    • [URL エンコード]。このオプションでは、UTF-8 を使用するかどうかを指定します。これにより、ユーザーが任意の言語の文字を含む URL を交換できるようになります。

    • [コンポーネントの更新]。このダイアログ ボックスでは、Internet Explorer を更新するかどうか、および [ヘルプ] メニューの [バージョン情報] での暗号強度値を指定できます。Internet Explorer の更新には、Internet Explorer のダウンロード ページを指す既定の URL (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=67690) を使用することも、または社内で使用している別のサイトを指定することもできます。さらに、更新があるかどうかをコンピューターがチェックする頻度も指定できます。

その他の参照情報