各種プロトコル用のリスナー アダプターは、着信メッセージをリッスンし、Windows プロセス アクティブ化サービス (WAS) に対して、Windows Communication Foundation (WCF) プロセスが実行されるプロセスを アクティブ化するように通知します。

WAS では、WCF サービスの終了後にプロセスをリサイクルできるため、別のサービスでプロセスを使用することが可能です。このため、プロセッサおよびメモリ リソースを節約し、1 台のサーバー上でより多くのサービスを実行できます。

WAS は、WCF サービスで使用するプロトコルと共にインストールします。ハイパーテキスト転送プロトコル (HTTP)、メッセージ キュー、TCP (TCP のアクティブ化)、名前付きパイプなどのプロトコルを使用できます。

タスク 参照先

WAS の役割サービスの機能を確認し、WCF アプリケーションで使用するネットワーク プロトコルを特定する。WAS の役割サービスでサポートされるプロトコルには、HTTP、メッセージ キュー、TCP (TCP のアクティブ化)、および名前付きパイプがあります。

アプリケーション サーバー用の Windows プロセス アクティブ化サービス サポート

WAS の制御下にある各アプリケーションは、Uniform Resource Identifier (URI) アドレスを保持しています。このアドレスによって、アプリケーションをアクティブ化する際に WAS で使用されるネットワーク プロトコルが識別されます。プロトコルは、アプリケーションごとに有効にする必要があります。アプリケーションのネットワーク プロトコルが WAS でサポートされている場合は、役割の追加ウィザードを使用して、アプリケーション サーバーの役割をサーバーにインストールします。アプリケーション サーバーのインストール時に、アプリケーション用の WAS の役割サービスを選択します。次に、サイト レベルでの、アプリケーションのプロトコルに対するバインドを設定します。

アプリケーション サーバーの役割をサーバーにインストールする

TCP のアクティブ化を有効にするオプションを選択すると、TCP ポート 808 を開くためのファイアウォール例外の規則が作成されます。TCP リスナーがポート 808 でリッスンを開始できるようにするには、net.tcp を使用する既定の Web サイトも作成する必要があります。

NetTcpBinding クラスに関するページ (英語の可能性あり) (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=93610)

重要

HTTP 以外のアクティブ化オプションのいずれかを選択すると、アプリケーション サーバーによって、ポート 808 を開くためのファイアウォール例外の規則が自動的に作成されます。ファイアウォール例外の規則は、TCP のアクティブ化のみを使用する場合に必要です。このため、TCP のアクティブ化を使用しない場合は、ポート 808 に関するファイアウォール例外の規則を手動で無効にすることをお勧めします。


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