Windows Server バックアップで作成したバックアップを使用して、オペレーティング システム、システム状態、ボリューム、アプリケーションとアプリケーション データ、バックアップ カタログ、および、ローカルのファイルやフォルダーを回復できます。これには、次のツールを使用します。
ツール | 回復対象 | ||||
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回復ウィザード (Windows Server バックアップ) |
ファイル、フォルダー、ボリューム、システム状態、アプリケーション、およびアプリケーション データ | ||||
Windows セットアップ ディスクまたは Windows 回復環境の個別インストール |
オペレーティング システム (重要なボリューム) とサーバー全体 (すべてのボリューム) | ||||
カタログの回復ウィザード (Windows Server バックアップ)
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バックアップ カタログ |
これらのタスクは、Wbadmin コマンドを使用して実行することもできます。このコマンドの構文の詳細については、コマンド リファレンスのページ (英語の可能性あり) (
Active Directory ドメイン サービスの回復に固有の手順の詳細については、
ここでは、次の操作に役立つ手順について説明します。
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ファイルやフォルダーを回復する
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アプリケーションとデータを回復する
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ボリュームを回復する
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オペレーティング システムまたはサーバー全体を回復する
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システム状態を回復する
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バックアップ カタログを回復する
その他の考慮事項
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Windows Server バックアップを使用して回復を実行するには、Backup Operators グループまたは Administrators グループのメンバーであるか、適切な権限が委任されている必要があります。
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Ntbackup.exe で作成したバックアップを、Windows Server バックアップ (Wbadmin.exe) を使用して回復することはできません。ただし、Windows Server 2008 では、ダウンロード版の Ntbackup.exe を使用して、Ntbackup.exe で作成したバックアップからデータを回復することができます。ダウンロード版の Ntbackup.exe は、以前のバージョンのバックアップの回復のみを目的として提供されているため、Windows Server 2008 で新しいバックアップを作成する場合には使用できません。この限定版の Ntbackup.exe をダウンロードするには、
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=82917 (英語の可能性あり) を参照してください。
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オペレーティング システムを新しいハード ディスクに回復する場合は、ボリュームのサイズに関係なく、バックアップされたボリュームを含むディスク以上の容量が新しいディスクにあることを確認してください。たとえば、バックアップ時に、1 TB のディスクに 100 GB のボリュームが 1 つだけ含まれていた場合でも、回復時には 1 TB 以上のディスクを使用する必要があります。
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BitLocker ドライブ暗号化を使用してサーバーを保護していて、回復を実行する必要がある場合は、BitLocker ドライブ暗号化をサーバーに再適用してください。この操作は自動的には実行されません。明示的に有効にする必要があります。手順の詳細については、Windows BitLocker ドライブ暗号化手順ガイドに関するページ (英語の可能性あり) (
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=143722 ) を参照してください。