レプリケーション グループの特定メンバー上のレプリケーションを有効または無効にすることができます。ただし、これらの操作の影響を理解しておくことが重要です。無効なメンバーが有効化された後、メンバーはレプリケート フォルダーの最初のレプリケーションを完了する必要があります。最初のレプリケーションでは、レプリケート フォルダー内のファイルまたはフォルダーごとに約 1 KB のデータが転送され、メンバー上にあるすべての更新されたファイルや新しいファイルは、そのメンバー上の DfsrPrivate\PreExisting フォルダーに移動されて、別のメンバーから送信される権限のあるファイルと置き換えられます。
レプリケート フォルダーですべてのメンバーが無効化された場合は、最初に有効化されたメンバーが自動的にプライマリ メンバーになります。このメンバーのローカル パス上の随意アクセス制御リスト (DACL) に、継承されたアクセス制御エントリ (ACE) が含まれている場合、これらの ACE は同じアクセス許可を持つ明示的な ACE に変換されます。これにより、すべてのメンバーに、レプリケート フォルダーのルート上の同じ DACL が割り当てられるようになります。
特定メンバー上のレプリケート フォルダーのレプリケーションを有効または無効にするには、次の手順に従います。
特定メンバー上のレプリケート フォルダーのレプリケーションを有効または無効にするには |
[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[DFS の管理] をクリックします。
コンソール ツリーの [レプリケーション] ノードで、有効または無効にするメンバーシップを含むレプリケーション グループをクリックします。
詳細ウィンドウで、[メンバーシップ] タブをクリックします。
特定のメンバー上のレプリケート フォルダーを選択して、次のいずれかの操作を行います。
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そのメンバー上のレプリケート フォルダーを無効にするには、レプリケート フォルダーを右クリックし、[無効にする] をクリックします。
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そのメンバー上のレプリケート フォルダーを有効にするには、レプリケート フォルダーを右クリックし、[有効にする] をクリックします。
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そのメンバー上のレプリケート フォルダーを無効にするには、レプリケート フォルダーを右クリックし、[無効にする] をクリックします。
注 | |
メンバーシップの変更内容は、すぐには適用されません。メンバーシップの変更内容はすべてのドメイン コントローラーにレプリケートされる必要があり、メンバーは、最も近いドメイン コントローラーにポーリングしてこれらの変更内容を取得する必要があります。これにかかる時間は、AD DS レプリケーションの潜在期間およびメンバーの短いポーリング間隔 (5 分) によって決まります。 |