毎日のバックアップをスケジュールすることにより、Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 を実行するサーバー コンピューターとそのデータを自動的に保護することができます。スケジュールされたバックアップを構成するには、まず次の作業を行う必要があります。
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バックアップに含める対象と、それらの保存場所を決めます (詳細については、「サーバーをバックアップする」を参照してください)。
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バックアップを 1 日 1 回実行するのか、またはそれ以上の頻度で実行するのかを決めます。
注 | |
ボリューム上のファイルやフォルダーが 2040 GB を超える領域を必要とする場合、それらのファイルやフォルダーを Windows Server バックアップを使ってバックアップすることはできません。 |
次に、以下の方法を使用して、スケジュールされたバックアップを作成します。
- バックアップ スケジュール ウィザードを使用してバックアップ スケジュールを作成します。このウィザードは、Windows Server バックアップのユーザー インターフェイス (Wbadmin.msc) からアクセスできます。
- Windows Server バックアップの Windows PowerShell コマンドレットを使用します。詳細については、「Windows Server バックアップのコマンドレットを使用する」を参照してください。
- Wbadmin enable backup コマンドを使用して、スケジュールされたバックアップを直接構成します。このコマンドの使用例と構文の詳細については、
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=93106 (英語の可能性あり) を参照してください。 - タスク スケジューラで Wbadmin start backup コマンドを使用して、スケジュールされた一連のタスクを作成します。
ここでは、次の操作に役立つ手順について説明します。
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接続されたディスクへの自動バックアップを構成する
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ボリュームへの自動バックアップを構成する
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リモート共有フォルダーへの自動バックアップを構成する
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タスク スケジューラを使用して自動バックアップを構成する
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自動バックアップのスケジュールを変更または停止する
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複数の記憶域ディスク用のバックアップ スケジュールを構成する
その他の考慮事項
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スケジュールされたバックアップを作成するには、Administrators グループまたは Backup Operators グループのメンバーであること、または適切な権限が委任されていることが必要です。
- スケジュールされたバックアップの開始後は、スケジュールを定期的に見直して、最新のビジネス ニーズを満たしているかどうかを確認します。また、ボリュームやアプリケーション、機能、役割などの追加や削除を行った場合にも、スケジュールを修正する必要はないか検討します。さらに、Windows Server バックアップのユーザー インターフェイス、Wbadmin get status コマンド、または Windows Server バックアップの Windows PowerShell コマンドレットを使用して、バックアップの状態を確認します。
その他の参照情報
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サーバーをバックアップする
- Windows Server バックアップのツールをインストールする
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Wbadmin コマンドに関するページ (英語の可能性あり) (
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=140216 )