サーバー マネージャーのメイン ウィンドウでは、サーバーの識別情報、選択されているセキュリティ構成オプション、およびインストールされている役割と機能について、詳細なスナップショットを表示できます。

サーバー マネージャーのメイン ウィンドウの [リソースとサポート] 領域には、最新のドキュメントやダウンロードを常に確認できるリンクがあり、今後リリースされるバージョンの Windows Server の向上に役立つフィードバック プログラムに参加できます。

[サーバーの概要] 領域

[サーバーの概要] 領域には、特にトラブルシューティングの際に役立つ、サーバーに関する詳細情報が表示されます。たとえば、コンピューターの名前とネットワーク アドレス、コンピューターで実行されているオペレーティング システムのプロダクト ID などが表示されます。

[サーバーの概要] 領域からは、この Windows のコピーのライセンス認証、ネットワーク接続の表示と変更、システム プロパティの変更、および、リモート デスクトップの有効化と構成を行うことができます。

[サーバーの概要] 領域には、折りたたみ可能な次のサブ セクションがあります。

コンピューター情報

[コンピューター情報] セクションに表示される情報を次の表に示します。

フィールド テキストデータの説明

フル コンピューター名

ターゲット サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN)

ドメイン (コンピューターがドメインに参加していない場合は "ワークグループ")

プライマリ ドメイン ネーム システム (DNS) サフィックス

<ネットワーク接続名 1>

IP アドレス

<ネットワーク接続名 2>

IP アドレス

<ネットワーク接続名 3>

IP アドレス

リモート デスクトップの状態

リモート デスクトップ接続が有効か無効か、つまり、リモート デスクトップを実行しているリモート コンピューターからこのコンピューターに接続できるかどうかが表示されます。

サーバー マネージャーによるリモート管理

Windows Server 2008 R2 を実行している他のコンピューターからサーバー マネージャーを使用してこのコンピューターを管理できるかどうかが表示されます。

プロダクト ID (ライセンス認証された場合)

この Windows のコピーについて、ライセンス認証の状態が表示されます。この Windows のコピーに関連付けられたプロダクト キーを管理者が指定していないか、プロダクト キーを指定したがオンラインまたは電話で Windows をライセンス認証していない場合は、[ライセンス認証されていません] と表示されます。管理者が正しい Windows プロダクト キーを指定し、オペレーティング システムをライセンス認証した場合は、Windows プロダクト ID と共に [ライセンス認証済み] と表示されます。Windows をライセンス認証するには、[コンピュータ情報] 領域の右側にある [操作] の一覧で [Windows のライセンス認証] をクリックします。

ログオンのたびにサーバー マネージャーを表示する必要がない場合、管理者は、[コンピュータ情報] セクションの [ログオン時にこのコンソールを表示しない] チェック ボックスをオンして、コンピューターへのログオン時に自動的にサーバー マネージャーが開かれないようにすることができます。この動作は、グループ ポリシー設定 "ローカル コンピューター ポリシー/コンピューターの構成/管理用テンプレート/システム/サーバー マネージャー/ログオン時にサーバー マネージャーを自動的に表示しない" で制御することもできます。

セキュリティ情報

[セキュリティ情報] セクションに表示される情報を次の表に示します。

フィールド テキストデータの説明

Windows ファイアウォール

Windows ファイアウォールがサーバーで有効かどうか

Windows Update

Windows ソフトウェア更新プログラムを自動的にダウンロードしてインストールするようにサーバーが構成されているかどうか

更新プログラムの最終確認日時

ソフトウェア更新プログラムについてサーバーがチェックした前回の日付と時刻

更新プログラムの最終インストール日時

ソフトウェアの自動更新がインストールされた前回の日付と時刻

Internet Explorer セキュリティ強化の構成 (ESC)

Internet Explorer セキュリティ強化の構成が Administrators グループのメンバーと他のユーザーの両方に対して有効かどうかが表示されます。

このセクションのコマンドを使用して、Windows ファイアウォール、Windows 自動更新、および Internet Explorer セキュリティ強化の構成について設定を変更できます。また、[新しい役割の確認] をクリックすることで、新しい役割を Windows Update で検索し、ダウンロードしてインストールすることもできます。

[セキュリティ情報] 領域からはセキュリティの構成ウィザードを起動することもできます。このウィザードを使用してセキュリティ ポリシーを作成し、ネットワーク上の任意のサーバーに適用できます。セキュリティの構成ウィザードの完了に関する詳細については、Windows Server TechCenter (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=91742) (英語の可能性あり) で入手できるセキュリティの構成ウィザードのドキュメントを参照してください。

[役割の概要] 領域

サーバー マネージャーのメイン ウィンドウの [役割の概要] 領域には、コンピューターにインストールされているすべての役割が一覧表示されます。コンピューターにインストールされている役割の名前はハイパーテキストとして表示され、役割名をクリックすると、役割を管理するためのサーバー マネージャーのホーム ページが開きます。

追加の役割をインストールする場合、または既存の役割を削除する場合は、[役割の概要] 領域の右側部分にある該当するコマンドをクリックします。

このセクションにある [役割の管理へ戻る] コマンドからは [役割] ホーム ページが開き、インストールされている役割に関する詳細を参照できます。たとえば、役割のどの役割サービスがインストールされているか、役割の動作状態、役割に関するイベント メッセージを表示できるかどうか、などを参照できます。

[役割] ホーム ページの詳細については、「[役割] ホーム ページ」を参照してください。

[機能の概要] 領域

サーバー マネージャーのホーム ページ ヘッダーの [機能の概要] 領域には、コンピューターにインストールされているすべての機能が一覧表示されます。

追加の機能をインストールする場合、または既存の機能を削除する場合は、[機能の概要] 領域の右側部分にある該当するコマンドをクリックします。

役割および機能を追加および削除する

役割、役割サービス、および機能を追加および削除する方法の詳細については、「サーバーの役割と機能を追加する」および「サーバーの役割と機能を削除する」を参照してください。