[役割] ホーム ページ

[イベント] セクションの右側部分にある [フィルター イベント] コマンドからは、[フィルター イベント] ダイアログ ボックスが開きます。[フィルター イベント] ダイアログ ボックスでは、イベント ビューアーのフィルター処理ツールを使用する場合と同じようにフィルター処理できますが、このダイアログ ボックスはサーバー マネージャーの役割固有のホーム ページ独自のものです。イベント ビューアーのフィルターには、さらに多くのフィルター オプションと条件が用意されています。サーバー マネージャーの [フィルター イベント] ダイアログ ボックスでは、イベント ビューアーのフィルター機能の一部が提供されています。

[フィルター イベント] ダイアログ ボックスでは、選択したイベントを、次の 3 つのイベント プロパティに応じて役割のホーム ページの [イベント] セクションに表示できます。

• [レベル]。イベントには、イベント メッセージをトリガーした操作や条件の重要度に応じて次のタグが付けられます。すべてのレベルが選択されているときは、すべてのレベルのイベントが役割ホーム ページの [イベント] セクションに表示されます。既定ではすべてのレベルが選択されています。そのため、すべてのレベルのイベントが [イベント] 領域に表示されます。
  
  
  • [情報]。アプリケーションまたはコンポーネントで変更が発生したことを示します。たとえば、操作が正常に完了したこと、リソースが作成されたこと、サービスが起動したことなどを示します。
    
    
  • [警告]。サービスに影響を与える可能性のある問題、または対処をしなかった場合にさらに深刻な問題が発生する可能性のある問題が発生したことを示します。
    
    
  • [エラー]。イベントをトリガーしたアプリケーションやコンポーネントの外部にある機能に影響を及ぼす可能性のある問題が発生したことを示します。
    
    
  • [重要]。イベントをトリガーしたアプリケーションやコンポーネントが自動的に回復できないほどの障害が発生したことを示します。
    
    
  [詳細] レベルをオンにすると、イベント メッセージにあるデータが最大量で表示されます。
  
  
• [イベント ID]。カンマで区切られた ID 番号の順、またはダッシュで区切られた一定範囲の番号の順に、イベントをフィルター処理できます。一定範囲のイベント番号を除外するには、除外する番号の前にダッシュ (マイナス記号 "-") を入力します。
  
  

  	注
  	[レベル] プロパティは [フィルター イベント] ダイアログ ボックスの他のプロパティよりも優先されます。たとえば、イベント ID が 620 の [エラー] レベルのメッセージに対応するイベントをフィルター処理して表示しようとしても、[エラー] レベルを [レベル] 領域で選択していなければ、イベント ID 620 は表示されません。同様に、[情報] レベルのイベントを選択して 12 時間の期間を指定したフィルターを適用しても、役割に対する [情報] レベルのイベントが過去 12 時間以内にまったく記録されなかった場合は、[イベント] 一覧にイベントは表示されません。

• [期間]。このプロパティでは、指定した直前の期間内にのみ発生したイベントだけがフィルター処理されます。既定では、期間は 24 時間に設定されています。
  
  

[フィルター イベント] ダイアログ ボックスで既定の設定のいずれかを変更して [OK] をクリックすると、[イベント] 領域でイベント一覧の下に [フィルターがオンになっています] というメッセージが表示されます。すべてのレベルを選択し、イベント ID を指定せず、24 時間の期間を指定することによって、[フィルター イベント] ダイアログ ボックスの設定を既定値に戻すと、[フィルターがオンになっています] のメッセージは消去され、フィルター処理はオフになります。

[フィルター イベント] ダイアログ ボックスとほぼ同様に、サーバー マネージャーのシステム サービスの [基本設定] ダイアログ ボックスにも、サービス スナップインから表示される [プロパティ] ダイアログ ボックスで使用できる情報や設定の一部が含まれています。サービス スナップインの特定のサービスについて [プロパティ] ダイアログ ボックスを使用して実行するのとまったく同様に、[システム サービス] 領域の右側部分にあるコマンドを使用して、役割の操作に関連するサービスを開始、停止、一時停止、または再開できます。

サーバー マネージャーに実装されているサービスの [基本設定] ダイアログ ボックスでは、役割のホーム ページの中で、役割が必要とするサービスの状態を監視できます。役割の操作に関連するサービスは [基本設定] ダイアログ ボックスに一覧表示され、各サービスの監視を個別に有効または無効にできます。

	重要
	既定のシステム サービスについては、役割の動作が最適な状態で継続されるように、[基本設定] ダイアログ ボックスで監視対象として選択されています。既定の監視設定を変更すると、特に既定で監視対象になっているサービスの監視をオフにした場合に、役割の動作でエラー状態になったり状態変更が生じたりする可能性があります。