Windows 展開サービスで使用されるイメージの種類は、インストール イメージとブート イメージです。

  • インストール イメージ。クライアント コンピューターに展開するオペレーティング システム イメージです。既定のインストール イメージとして、Windows 7 DVD または Windows Server 2008 R2 DVD の \Sources ディレクトリにある Install.wim を使用できます。既定のイメージに変更を加えることや、独自のイメージを作成することもできます。

  • ブート イメージ。インストール イメージをインストールする前にクライアントを起動するための、Windows プレインストール環境 (Windows PE) イメージです。ほとんどの場合は、Windows Server 2008 R2 インストール DVD の \Sources ディレクトリにある既定のブート イメージ (Boot.wim) を使用してください。高度なシナリオ以外では、イメージにドライバーを追加しない限り、このファイルを変更する必要はありません (「ドライバー パッケージをブート イメージに追加する」を参照してください)。オペレーティング システムをインストールするには、ブート イメージを使用してコンピューターを起動してから、インストールするイメージを選択します。

    その他、次の 2 種類のブート イメージを作成することもできます。

    • キャプチャ イメージ。オペレーティング システムをキャプチャして .wim ファイルを作成する目的でクライアント コンピューターを起動するためのブート イメージです。カスタム インストール イメージを作成するには、まずキャプチャ イメージを作成する必要があります。

    • 検出イメージ。PXE (Pre-Boot Execution Environment) に対応していないコンピューターへオペレーティング システムをインストールする場合に使用できるブート イメージです。検出イメージでコンピューターを起動すると、有効な Windows 展開サービス サーバーが Windows 展開サービス クライアントによって検索され、インストールするインストール イメージを選択できます。

    詳細については、イメージの作成に関するページ (英語の可能性あり) (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=115311) を参照してください。


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