リモート コンピューター上で必要な特権を持っていれば、自分のコンピューターでコンポーネント サービスを使用して、リモート コンピューターの COM+ アプリケーションを管理したり、トランザクションを監視したりできます。ただしこれを実行するには、まずリモート コンピューターをコンポーネント サービスで表示可能にする必要があります。管理したいコンピューターをコンポーネント サービス スナップインのコンソール ツリーに追加するには、次の手順を実行します。

Administrators、またはそれと同等のメンバーシップが、この手順を実行するために最低限必要なメンバーシップです。詳細については、このトピックの「その他の考慮事項」を参照してください。

リモート コンピューターをコンポーネント サービス スナップインに追加するには
  1. コンポーネント サービスを開きます。

  2. コンソール ツリーで、[コンピューター] を右クリックし、[新規作成] をポイントして、[コンピューター] をクリックします。

  3. [コンピューターの追加] ダイアログ ボックスに、追加するコンピューターの名前を入力します。コンピューター名がわからない場合は、次の操作を行います。

    1. [参照] をクリックし、[コンピューターの選択] ダイアログ ボックスで [詳細設定] をクリックします。

    2. コンピューターの検索範囲を狭めるには、[共通クエリ] のフィールドを可能な限り指定します。指定した検索基準に一致するコンピューターの一覧を表示するには、[検索開始] をクリックします。

    3. コンピューターを選択し、[OK] をクリックします。

  4. [OK] を 2 回クリックします。

    選択したコンピューターがコンピューター フォルダーに表示されます。これで、コンポーネント サービス スナップインを使用して、ローカル コンピューターにあるオブジェクトを管理するのと同じ方法でリモート コンピューター上のオブジェクトを管理することができます。

その他の考慮事項

  • コンポーネント サービスは、管理ツールには含まれなくなりました。コンポーネント サービスを開くには、[スタート] ボタンをクリックします。[検索] ボックスに「dcomcnfg」と入力し、Enter キーを押します

  • リモート コンピューター上で実行されているプロセスを表示するには、管理対象リモート コンピューターの Windows ファイアウォールの例外の一覧に TCP ポート 135 と Dllhost.exe を追加します。ローカル コンピューターの Windows ファイアウォールの例外の一覧には、TCP ポート 135 と Microsoft 管理コンソール (MMC) を追加します。

コンポーネント サービス スナップインからリモート コンピューターを削除するには、次の手順を実行します。

リモート コンピューターをコンポーネント サービス スナップインから削除するには
  1. コンポーネント サービスを開きます。

  2. コンソール ツリーで、[コンピューター] をクリックします。

  3. 詳細ペインで、削除するコンピューターを右クリックし、[削除] をクリックします。

その他の考慮事項

  • コンポーネント サービスは、管理ツールには含まれなくなりました。コンポーネント サービスを開くには、[スタート] ボタンをクリックします。検索ボックスに「dcomcnfg」と入力し、Enter キーを押します

その他の参照情報


目次