マスター ブート レコード (MBR) ディスクは、標準の BIOS パーティション テーブルを使用します。GUID パーティション テーブル (GPT) ディスクは、拡張ファームウェア インターフェイス (EFI) を使用します。GPT ディスクの利点の 1 つは、各ディスクに 4 つを超えるパーティションを作成できることです。また、2 TB を超えるディスクでは GPT を使用する必要があります。
ディスクのパーティション スタイルは、ディスクにパーティションやボリュームが含まれていなければ、MBR から GPT に変更することができます。
GPT パーティション スタイルは、リムーバブル メディアや、クラスター サービスが使用する SCSI またはファイバー チャネルの共有バスに接続されるクラスター ディスクで使用することはできません。
最低限必要なメンバーシップは、Backup Operators または Administrators です。
注 | |
ディスクを変換する前に、そのディスクの実行中プログラムをすべて終了します。 |
マスター ブート レコード ディスクを GUID パーティション テーブル ディスクに変更する
Windows のインターフェイスを使用してマスター ブート レコード ディスクを GUID パーティション テーブル ディスクに変更するには |
GUID パーティション テーブル (GPT) ディスクに変換するベーシック マスター ブート レコード (MBR) ディスク上のデータをバックアップするか、移動します。
ディスクにパーティションやボリュームが含まれている場合は、ディスク上の任意のボリュームを右クリックし、[パーティションの削除] または [ボリュームの削除] をクリックします。
GPT ディスクに変更する MBR ディスクを右クリックし、[GPT ディスクに変換] をクリックします。
コマンド ラインを使用してマスター ブート レコード ディスクを GUID パーティション テーブル ディスクに変更するには |
GUID パーティション テーブル (GPT) ディスクに変換するベーシック マスター ブート レコード (MBR) ディスク上のデータをバックアップするか、移動します。
コマンド プロンプトを開き、「
diskpart
」と入力します。ディスクにパーティションまたはボリュームが含まれていない場合は、手順 6. に進みます。DISKPART プロンプトで、「
list volume
」と入力します。削除するボリュームの番号をメモしておきます。DISKPART プロンプトで、「
select volume <volumenumber>
」と入力します。DISKPART プロンプトで、「
delete volume
」と入力します。DISKPART プロンプトで、「
list disk
」と入力します。GPT ディスクに変換するディスクのディスク番号をメモしておきます。DISKPART プロンプトで、「
select disk <disknumber>
」と入力します。DISKPART プロンプトで、「
convert gpt
」と入力します。
重要 | |
GPT ディスクに変換できるのは、パーティションまたはボリュームを含まないベーシック MBR のみです。ディスクを変換する前に、データをバックアップしてから、すべてのパーティションまたはボリュームを削除してください。 |
値 | 説明 |
---|---|
list volume |
すべてのディスク上のベーシック ボリュームとダイナミック ボリュームの一覧を表示します。 |
select volume |
指定されたボリュームを選択し、フォーカスをそのボリュームに移します。ここで volumenumber はボリューム番号を指します。ボリュームが指定されない場合、select コマンドはフォーカスがある現在のボリュームの一覧を表示します。ボリュームの指定は、番号、ドライブ文字、またはマウント ポイント パスで行うことができます。ベーシック ディスク上でボリュームを選択すると、対応するパーティションもフォーカスされます。 |
delete volume |
選択されたボリュームを削除します。システム ボリューム、ブート ボリューム、またはアクティブなページング ファイルやクラッシュ ダンプ (メモリ ダンプ) を含んでいるボリュームは削除できません。 |
list disk |
ディスクの一覧とディスクに関する情報を表示します。ディスクに関する情報には、ディスクのサイズ、使用可能な空き領域の量、ディスクがベーシック ディスクであるかダイナミック ディスクであるか、ディスクが使用しているパーティション スタイルがマスター ブート レコード (MBR) であるか GUID パーティション テーブル (GPT) であるかなどがあります。アスタリスク (*) のマークが付いたディスクにフォーカスがあります。 |
select disk disknumber |
指定されたディスクを選択し、フォーカスをそのディスクに移します。ここで disknumber はディスク番号を指します。 |
convert gpt |
マスター ブート レコード (MBR) パーティション スタイルを持つ空のベーシック ディスクを、GUID パーティション テーブル (GPT) パーティション スタイルを持つベーシック ディスクに変換します。 |