ベーシック ディスクでサポートされるのは、プライマリ パーティション、拡張パーティション、および論理ドライブのみです。ベーシック ディスクは MS-DOS 以降のオペレーティング システムで、ダイナミック ディスクは Windows 2000 以降のオペレーティング システムでサポートされています。

最低限必要なメンバーシップは、Backup Operators または Administrators です。

ダイナミック ディスクをベーシック ディスクに変換するかどうかは、十分に検討する必要があります。ベーシック ディスクおよびダイナミック ディスクの詳細と、使用する種類を選択する方法の詳細については、https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=64133 を参照してください。

ディスクを変換する前に、そのディスクの実行中プログラムをすべて終了します。

ダイナミック ディスクをベーシック ディスクに戻す

Windows のインターフェイスを使用してダイナミック ディスクをベーシック ディスクに戻すには
  1. ダイナミック ディスクからベーシック ディスクに変換するディスク上のすべてのボリュームをバックアップします。

  2. [ディスクの管理] で、ベーシック ディスクに変換するダイナミック ディスク上の各ボリュームを右クリックし、ディスク上の各ボリュームに対して [ボリュームの削除] をクリックします。

  3. ディスク上のすべてのボリュームを削除したら、ディスクを右クリックし、[ベーシック ディスクに変換する] をクリックします。

その他の考慮事項

  • ベーシック ディスクに戻す前に、ディスクにボリュームやデータが含まれていないことを確認してください。データを保持するには、ディスクをベーシック ディスクに変換する前に、データをバックアップするか、別のボリュームに移動します。

  • ダイナミック ディスクをベーシック ディスクに戻すと、そのディスク上にはパーティションおよび論理ドライブしか作成できなくなります。

コマンド ラインを使用してダイナミック ディスクをベーシック ディスクに戻すには
  1. ダイナミック ディスクからベーシック ディスクに変換するディスク上のすべてのボリュームをバックアップします。

  2. コマンド プロンプトを開き、「diskpart」と入力します。

  3. DISKPART プロンプトで、「list disk」と入力します。ベーシック ディスクに変換するディスクの番号をメモしておきます。

  4. DISKPART プロンプトで、「select disk <disknumber>」と入力します。

  5. DISKPART プロンプトで、「detail disk <disknumber>」と入力します。

  6. ディスク上の各ボリュームについて、DISKPART プロンプトで「select volume= <volumenumber>」と入力し、次に「delete volume」と入力します。

  7. DISKPART プロンプトで、「select disk <disknumber>」と入力します。ベーシック ディスクに変換するディスクのディスク番号を指定します。

  8. DISKPART プロンプトで、「convert basic」と入力します。

説明

list disk

ディスクの一覧とディスクに関する情報を表示します。ディスクに関する情報には、ディスクのサイズ、使用可能な空き領域の量、ディスクがベーシック ディスクであるかダイナミック ディスクであるか、ディスクが使用しているパーティション スタイルがマスター ブート レコード (MBR) であるか GUID パーティション テーブル (GPT) であるかなどがあります。アスタリスク (*) のマークが付いたディスクにフォーカスがあります。

select disk disknumber

指定されたディスクを選択し、フォーカスをそのディスクに移します。ここで disknumber はディスク番号を指します。

detail disk disknumber

選択したディスクおよびそのディスク上のボリュームのプロパティを表示します。

select volume disknumber

指定されたボリュームを選択し、フォーカスをそのボリュームに移します。ここで disknumber はボリューム番号を指します。ボリュームが指定されない場合、select コマンドはフォーカスがある現在のボリュームの一覧を表示します。ボリュームの指定は、番号、ドライブ文字、またはマウント ポイント パスで行うことができます。ベーシック ディスク上でボリュームを選択すると、対応するパーティションもフォーカスされます。

delete volume

選択されたボリュームを削除します。システム ボリューム、ブート ボリューム、またはアクティブなページング ファイルやクラッシュ ダンプ (メモリ ダンプ) を含んでいるボリュームは削除できません。

convert basic

空のダイナミック ディスクをベーシック ディスクに変換します。

その他の考慮事項

  • ベーシック ディスクに戻す前に、ディスクにボリュームやデータが含まれていないことを確認してください。データを保持するには、ディスクをベーシック ディスクに変換する前に、データをバックアップするか、別のボリュームに移動します。

  • ダイナミック ディスクをベーシック ディスクに戻すと、そのディスク上にはパーティションおよび論理ドライブしか作成できなくなります。

その他の参照情報


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