トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) は通常、TPM 初期化プロセスの一部として有効にされます。通常は、ユーザーが TPM の有効または無効を切り替える必要はありません。ただし、必要に応じて、TPM 管理スナップインを使用して TPM の有効または無効を切り替えることができます。

TPM を有効にする

TPM を初期化してからこれまでに一度も使用していないか、無効にした後で再び TPM を使用する場合は、TPM を有効にする必要があります。

TPM を有効にするには
  1. TPM 管理 (tpmadmin.msc) スナップインを開きます。

  2. [操作] ウィンドウで [TPM を有効にする] をクリックして [TPM セキュリティ ハードウェアを有効にします] ページを表示し、このページの指示を読みます。

  3. [シャットダウン] (または [再起動]) をクリックし、BIOS 画面の指示に従います。

    コンピューターが再起動した後、ユーザーが Windows にログオンするまで、TPM の再構成を許可するよう求めるメッセージが表示されます。これによって、ユーザーがコンピューターに物理的にアクセスしており、悪意のあるソフトウェアによって TPM が変更されようとしているのではないことが確認されます。

TPM を無効にする

TPM によって提供されるサービスの使用を中止する場合、TPM 管理を使用して TPM を無効にすることができます。TPM 所有者パスワードがある場合、TPM を無効にするためにコンピューターに物理的にアクセスする必要はありません。TPM 所有者パスワードがない場合、TPM を無効にするにはコンピューターに物理的にアクセスする必要があります。

BitLocker ドライブ暗号化の回復プロセスをシミュレートまたはテストするために、TPM を無効にすることもできます。

TPM を無効にするには
  1. TPM 管理 (tpmadmin.msc) スナップインを開きます。

  2. [操作] ウィンドウで [TPM を無効にする] をクリックして [TPM セキュリティ ハードウェアを無効にします] ページを表示します。

  3. [TPM セキュリティ ハードウェアを無効にします] ダイアログ ボックスで、所有者パスワードの入力方法と TPM を無効にする方法を選択します。

    • TPM 所有者パスワードを保存したリムーバブル メディアがある場合、そのメディアを挿入して [TPM 所有者パスワードのバックアップ ファイルあり] をクリックします。[TPM 所有者パスワードのバックアップ ファイルを選択します] ダイアログ ボックスで、[参照] をクリックしてリムーバブル メディアに保存した .tpm ファイルを指定し、[開く]、[TPM を無効にする] の順にクリックします。

    • TMP 所有者パスワードを保存したリムーバブル メディアがない場合、[TPM 所有者パスワードの入力] をクリックします。[TPM 所有者パスワードを入力してください] ダイアログ ボックスで、パスワード (ハイフンを含む) を入力し、[TPM を無効にする] をクリックします。

    • TPM 所有者パスワードが不明な場合、[TPM 所有者パスワードを持っていません] をクリックし、ダイアログ ボックスとその後の BIOS 画面に表示される指示に従って、パスワードを入力せずに TPM を無効にします。

その他の参照情報