リモート デスクトップ ライセンス モードは、リモート デスクトップ セッション ホスト (RD セッション ホスト) サーバーに接続しようとするクライアントのために、RD セッション ホスト サーバーがライセンス サーバーに要求するリモート デスクトップ サービス クライアント アクセス ライセンス (RDS CAL) の種類を決定します。
重要 | |
RD セッション ホスト サーバーで構成されるリモート デスクトップ ライセンス モードは、ライセンス サーバーで使用できる RDS CAL の種類に一致する必要があります。 |
RDS CAL には次の 2 つの種類があります。
- RDS CAL (接続デバイス数): 任意のユーザーが使用する 1 台のデバイスが RD セッション ホスト サーバーに接続することを許可します。
- RDS CAL (接続ユーザー数): 1 人のユーザーに、無制限の数のクライアント コンピューターやデバイスから RD セッション ホスト サーバーにアクセスする権限を与えます。
RD セッション ホスト サーバーに対してリモート デスクトップ ライセンス モードを設定する方法を次に示します。
- サーバー マネージャーで RD セッション ホストの役割サービスをインストールする際に、役割の追加ウィザードの [ライセンス モードの指定] ページで設定する。
[ライセンス モードの指定] ページで [接続デバイス数] と [接続ユーザー数] のどちらを選択するか確定できない場合、[後で構成] を選択しておくこともできます。[後で構成] を選択すると、RD セッション ホスト サーバーにログオンするたびに、RD セッション ホスト サーバーのライセンス モードを構成する必要がある旨のメッセージがデスクトップの右下隅に表示されます。 - リモート デスクトップ セッション ホストの構成ツールを使用して、RD セッション ホスト サーバーに対する [リモート デスクトップ ライセンス モード] を構成する。
[リモート デスクトップ ライセンス モード] のオプションが灰色で表示され選択できない場合は、[リモート デスクトップ ライセンス モードの設定] グループ ポリシー設定が有効にされ、RD セッション ホスト サーバーに適用されています。 - [リモート デスクトップ ライセンス モードの設定] グループ ポリシーの設定を適用する。
このグループ ポリシー設定は、コンピューターの構成\ポリシー\管理用テンプレート\Windows コンポーネント\リモート デスクトップ サービス\リモート デスクトップ セッション ホスト\ライセンスにあり、ローカル グループ ポリシー エディターまたはグループ ポリシー管理コンソール (GPMC) を使用して構成できます。グループ ポリシー設定は、リモート デスクトップ セッション ホストの構成での設定よりも優先されます。
RD ライセンスの詳細については、Windows Server 2008 R2 TechCenter のリモート デスクトップ サービスに関するページ (英語の可能性あり)(
リモート デスクトップ サービスのグループ ポリシー設定の詳細については、リモート デスクトップ サービスのテクニカル リファレンス (英語の可能性あり)(