管理目的だけのためにリモート接続を可能にする場合、RD セッション ホストの役割サービスをインストールする必要はありません。その代わり、リモート管理するコンピューター上のリモート デスクトップを有効にします。

リモート デスクトップでサポートされる同時リモート接続数は 2 つだけです。それらの接続について、リモート デスクトップ サービス クライアント アクセス ライセンス (RDS CAL) は必要ありません。

Windows Server 2008 R2 コンピューターのリモート デスクトップを有効にするには、次の手順に従います。

この手順を実行するためには、構成するコンピューターにおけるローカルの Administrators グループまたはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。

リモート デスクトップを有効にするには
  1. システム ツールを起動します。システム ツールを起動するには、[スタート] ボタン、[ファイル名を指定して実行] の順にクリックし、「control system」と入力して、[OK] をクリックします。

  2. [タスク] で [リモートの設定] をクリックします。

  3. [システムのプロパティ] ダイアログ ボックスの [リモート] タブで、環境に応じて次のいずれかをクリックします。

    • [リモート デスクトップを実行しているコンピューターからの接続を許可する] (セキュリティのレベルは低くなります)

    • [ネットワーク レベル認証でリモート デスクトップを実行しているコンピューターからのみ接続を許可する] (セキュリティのレベルは高くなります)

    これら 2 つのオプションの詳細については、[リモート] タブの [オプションについての詳細を表示します] リンクをクリックしてください。

  4. [ユーザーの選択] をクリックし、このコンピューターにリモート デスクトップで接続する必要があるユーザーまたはグループを追加します。追加したユーザーやグループは、Remote Desktop Users グループに追加されます。

    ローカル Administrators グループのメンバーは、一覧に表示されていない場合でも接続できます。


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