RD ゲートウェイでは、各クライアント セッションで、受信トラフィック用と送信トラフィック用の 2 つの接続が使用されます。この手順は、負荷分散装置によって各接続が異なる RD ゲートウェイ サーバーに分配される場合に、両方の接続からのトラフィックを同じ RD ゲートウェイ サーバーに確実にリダイレクトするために必要です。
 | 重要 |
この手順を実行する前に、負荷分散の構成を完了する必要があります。RD ゲートウェイで RD ゲートウェイ自身の負荷が分散されることはありません。この手順を実行することによって、既に導入されている負荷分散のソリューションで RD ゲートウェイが正常に機能します。 |
この操作を正常に行うには、少なくとも、構成する RD ゲートウェイ サーバーのローカル Administrators グループのメンバーまたはそれと同等の権限を持つグループのメンバーである必要があります。 適切なアカウントおよびグループ メンバーシップの使用の詳細については、
| 重要 |
RD ゲートウェイ サーバー ファームに追加する RD ゲートウェイ サーバーは、ドメインのメンバーである必要があり、それぞれ同じリモート デスクトップの接続承認ポリシー (RD CAP) とリモート デスクトップのリソース承認ポリシー (RD RAP) を持っている必要があります。 |
 | リモート デスクトップ ゲートウェイ サーバー ファームを作成するには |
RD ゲートウェイ サーバーで、リモート デスクトップ ゲートウェイ マネージャーを開きます。リモート デスクトップ ゲートウェイ マネージャーを開くには、[スタート] ボタン、[管理ツール]、[リモート デスクトップ サービス]、[リモート デスクトップ ゲートウェイ マネージャー] の順にクリックします。
リモート デスクトップ ゲートウェイ マネージャーのコンソール ツリーで、RD ゲートウェイ サーバーを表すノードをクリックして選択します。このノードには、RD ゲートウェイ サーバーを実行しているコンピューターの名前が付けられています。
結果ウィンドウの [構成の状態] で、[RD ゲートウェイ サーバー ファーム メンバーの追加] をクリックします。既に 1 つまたは複数の RD ゲートウェイ サーバーをサーバー ファームに追加している場合は、[RD ゲートウェイ サーバー ファーム メンバーの表示] というハイパーリンク タイトルが表示されます。
RD ゲートウェイ サーバーの [プロパティ] ダイアログ ボックスにある [サーバー ファーム] タブの [RD ゲートウェイ サーバー ファーム メンバー] で、ファームに追加する RD ゲートウェイ サーバーをクリックし、[追加] をクリックします。
注 RD ゲートウェイ サーバーをファームに追加する際に、それぞれの NetBIOS 名、完全修飾ドメイン名 (FQDN)、または IP アドレスを指定できます。ただし、名前は Active Directory ドメイン サービスで RD ゲートウェイ サーバーに使用されている名前と同じにする必要があります。
[追加] をクリックすると、RD ゲートウェイ サーバー名が [リモート デスクトップ ゲートウェイ サーバー ファームの状態] に表示されます。
必要に応じて手順 4. を繰り返し、RD ゲートウェイ サーバー ファームの他のメンバーすべてについて名前を追加したこと、およびローカルの RD ゲートウェイ サーバーの名前を含めたことを確認します。ファーム内の各 RD ゲートウェイ サーバーでは、同じ RD ゲートウェイ サーバー ファーム メンバー一覧を格納する必要があります。
[OK] をクリックします。
その他の考慮事項
- RD ゲートウェイは、ネットワーク負荷分散または Microsoft 以外の負荷分散デバイスと連動して負荷分散を実行します。
- 負荷分散環境では、RD ゲートウェイ サーバーはファームにグループ化されます。各ファームは、リモート デスクトップ サービス クライアントに対して、1 個の IP アドレスを持つ単一のコンピューター名として示されます。