既定では、いくつかの svchost.exe プロセスがユーザー定義の除外一覧に含まれています。重要なオペレーティング システム サービスは、svchost.exe プロセス内で実行されます。これらのプロセスは、必要とする CPU 帯域幅に確実にアクセスできるように、管理の対象外となっています。通常、このようなプロセスを管理する必要はありませんが、これらのうち 1 つ以上のプロセスで CPU 帯域幅が過剰に消費され始めた場合は、そのプロセスをユーザー定義の除外一覧から削除することにより、管理が可能になります。管理対象となったプロセスは、その CPU 帯域幅の利用を、Windows システム リソース マネージャーで制御できます。

ユーザー定義の除外一覧に追加するのは、管理が十分に反映されないプロセスや、Windows システム リソース マネージャーで管理する必要のないプロセスなどです。Windows システム リソース マネージャーで制御されないプロセスは管理対象外になり、無制限にリソースを消費する可能性があります。

管理対象外となったアプリケーションの動作は制御できません。したがって、ユーザー定義の除外一覧に複数のプロセスや極度にリソースを消費するプロセスを含めると、Windows システム リソース マネージャーの効果が低くなる可能性があります。

管理ポリシーとして Weighted_Remote_Sessions が設定されている場合、ユーザー定義の除外一覧は適用されません。

ユーザー定義の除外一覧を編集する

この手順を実行するには、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。

ユーザー定義の除外一覧のプロセスを追加または削除するには
  1. Windows システム リソース マネージャーを開きます。Windows システム リソース マネージャーを開くには、[スタート] ボタン、[管理ツール]、[Windows システム リソース マネージャー] の順にクリックします。

  2. [コンピューターに接続] ダイアログ ボックスで、[このコンピューター] を選択して [接続] をクリックします。

  3. コンソール ツリーで [Windows システム リソース マネージャー (ローカル)] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  4. [Windows システム リソース マネージャーのプロパティ] ダイアログ ボックスの [除外一覧] タブで、[ユーザー定義] をクリックします。

  5. 次に示す手順でプロセスを追加または削除し、[OK] をクリックします。

    • 除外一覧にプロセスを追加するには、[追加] をクリックし、プログラム ファイルがあるディレクトリを参照します。

    • 除外一覧からプロセスを削除するには、削除するプロセスを選択し、[削除] をクリックします。

その他の考慮事項

  • リソース割り当てのポリシーによってアクティブに管理されているプロセスをユーザー定義の除外一覧に追加するには、まず、管理に使用されているリソース割り当てのポリシーを、そのプロセスに一致しないリソース割り当てのポリシーに変更するか、Windows システム リソース マネージャーでの管理を停止する必要があります。

  • プロセスを追加して、その引数を同時に指定する場合は、コマンド ライン ツール wsrmc を使用する必要があります。wsrmc のヘルプを表示するには、コマンド プロンプトで「wsrmc /?」と入力し、ENTER キーを押します。

その他の参照情報


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