Windows システム リソース マネージャーは、Windows システム リソース マネージャーで管理中のコンピューター以外のコンピューターにアカウンティング データを格納するように構成できます。この場合、Windows システム リソース マネージャーを実行している別のコンピューター、または、SQL データベース サーバー上にある Windows システム リソース マネージャーのアカウンティング専用データベースにデータを記録できます。
Windows システム リソース マネージャーを実行している他のコンピューターのアカウンティング データを、ローカルの Windows システム リソース マネージャー データベースに格納することもできます。また、他のコンピューターからのリモート記憶域へのアクセスを有効または無効にできます。
複数のコンピューターのアカウンティング データを 1 つの Windows システム リソース マネージャー データベースに格納すると、アカウンティング履歴をまとめて確認できます。これにより、複数のサーバー間でのリソース調整および作業負荷調整が容易になります。
注 | |
Windows システム リソース マネージャーがドメイン内ではなくワークグループ内で実行されている場合、リモート管理タスクを実行するには、クライアントとサービスの両方がローカルの Administrator アカウントで実行されている必要があります。 |
アカウンティング データベースを構成する
次の手順では、ローカルにインストールした Windows システム リソース マネージャーのアカウンティング データの格納場所を変更する方法を説明します。
この手順を実行するには、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。
アカウンティング データベースを設定するには |
Windows システム リソース マネージャーを開きます。Windows システム リソース マネージャーを開くには、[スタート] ボタン、[管理ツール]、[Windows システム リソース マネージャー] の順にクリックします。
[コンピューターに接続] ダイアログ ボックスで、[このコンピューター] を選択して [接続] をクリックします。
コンソール ツリーで [アカウンティング] を右クリックし、[データベース サーバーの設定] をクリックします。
[アカウンティング データベースの設定] ダイアログ ボックスの [アカウンティング データベース] で、次のいずれかの操作を実行します。
- 引き続きローカル コンピューターにアカウンティング データを格納するには、[ローカルの WSRM アカウンティング] をクリックします。データは、アカウンティング オプションで構成したディレクトリに格納されます。
- [リモートの WSRM アカウンティング] をクリックして、アカウンティング データを格納するリモート コンピューターの名前を入力するか、[参照] をクリックしてネットワーク ディレクトリからコンピューターを検索します。
- [SQL アカウンティング] をクリックし、アカウンティング データを格納する SQL データベースのデータ ソース名 (DSN) を入力します。
- 引き続きローカル コンピューターにアカウンティング データを格納するには、[ローカルの WSRM アカウンティング] をクリックします。データは、アカウンティング オプションで構成したディレクトリに格納されます。
[OK] をクリックします。
アカウンティング クライアントを有効または無効にする
Windows システム リソース マネージャーを実行しているリモート コンピューターを構成し、リモート コンピューターのアカウンティング データをローカルのデータベースに格納することができます。これらのリモート コンピューターは、アカウンティング クライアントと呼ばれます。次の手順では、アカウンティング クライアントのアカウンティング データをローカル データベースに格納できるようにする方法と、アカウンティング クライアントのアカウンティング データをローカル データベースに格納できないようにする方法について説明します。
この手順を実行するには、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。
アカウンティング クライアントを有効または無効にするには |
Windows システム リソース マネージャーを開きます。Windows システム リソース マネージャーを開くには、[スタート] ボタン、[管理ツール]、[Windows システム リソース マネージャー] の順にクリックします。
[コンピューターに接続] ダイアログ ボックスで、[このコンピューター] を選択して [接続] をクリックします。
コンソール ツリーで [アカウンティング] を右クリックし、[アカウンティング クライアントの設定] をクリックします。
[アカウンティング クライアントの状態を更新] ダイアログ ボックスの [アカウンティング クライアント] 一覧で、アカウンティング クライアントを有効にする場合はその行の [状態] 列をオンにし、無効にする場合はその行の [状態] 列をオフにします。
すべてのアカウンティング クライアントを有効または無効にするには、[すべて有効] または [すべて無効] をクリックします。
注 ローカル コンピューターが別のコンピューターにアカウンティング データを格納するように構成されていない場合、[すべて無効] をクリックすると、ローカルにインストールした Windows システム リソース マネージャー用のアカウンティング記憶域も無効になります。
[OK] をクリックします。変更は直ちに有効になります。
その他の参照情報
- Windows システム リソース マネージャー
- Windows システム リソース マネージャーでアカウンティング データを記録する
- リモート システム上の Windows システム リソース マネージャーを操作する
- Windows システム リソース マネージャーの詳細については、
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=90924 (英語の可能性あり) を参照してください。