高可用性が実現されるようにサービスまたはアプリケーションを構成するには、フェールオーバー クラスターで適切な設定を作成するウィザードを実行します。フェールオーバー クラスター内で構成可能なサービスまたはアプリケーションの詳細については、次のトピックを参照してください。
クラスター化されたファイル サーバーまたはプリント サーバーを構成する場合は、次のいずれかのトピックを参照してください。
この手順を実行するには、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。また、Domain Admins 以外のアカウントの場合、アカウントまたはアカウントが所属するグループに対し、ドメイン内でコンピューター オブジェクトを作成するアクセス許可を委任する必要があります。 適切なアカウントおよびグループ メンバーシップの使用の詳細については、
 | 高可用性が実現されるようにサービスまたはアプリケーションを構成するには |
フェールオーバー クラスター マネージャー スナップインで、構成するクラスターが表示されない場合は、コンソール ツリーで [フェールオーバー クラスター マネージャー] を右クリックし、[クラスターの管理] をクリックして、構成対象のクラスターを選択または指定します。
コンソール ツリーが折りたたまれている場合は、構成するクラスターの下のツリーを展開します。
[サービスとアプリケーション] をクリックし、右側の [操作] の [サービスまたはアプリケーションの構成] をクリックします。
ウィザードに示される手順に従って、高可用性を実現するサービスまたはアプリケーションおよび次の情報を指定します。
- クラスター化されたサービスまたはアプリケーションの名前。この名前は DNS に登録され、クラスター化されたサービスまたはアプリケーションの IP アドレスに関連付けられます。
- DHCP 設定から自動的に取り込まれない IP アドレス情報 (クラスター化されたサービスまたはアプリケーションの静的 IPv4 アドレスなど)。
- クラスター化されたサービスまたはアプリケーションが使用する記憶域ボリューム。
- 構成するサービスまたはアプリケーションの固有の情報。たとえば汎用アプリケーションの場合、アプリケーションのパスと、アプリケーションに必要なすべてのレジストリ キーを指定する必要があります。こうすると、レジストリ キーをクラスター内のすべてのノードにレプリケートできます。
- クラスター化されたサービスまたはアプリケーションの名前。この名前は DNS に登録され、クラスター化されたサービスまたはアプリケーションの IP アドレスに関連付けられます。
ウィザードが完了し、[概要] ページが表示されたときに、ウィザードで実行された操作のレポートを表示するには [レポートの表示] をクリックします。
クラスター化されたファイル サーバーまたはプリント サーバーを構成する場合は、次の「その他の考慮事項」を参照してください。
その他の考慮事項
- この手順のタスクは、Windows PowerShell を使用して実行することもできます。フェールオーバー クラスター用の Windows PowerShell の使用の詳細については、
- フェールオーバー クラスター スナップインを開くには、[スタート] ボタン、[管理ツール]、[フェールオーバー クラスター マネージャー] の順にクリックします。 [ユーザー アカウント制御] ダイアログ ボックスが表示された場合は、表示されている操作が目的の操作であることを確認して、[はい] をクリックします。
- サービスまたはアプリケーションの高可用性を初めて構成する場合は、この時点でクラスター ネットワーク設定を確認することをお勧めします。クラスター サーバーが接続しているネットワークが、クラスターのネットワーク通信に使用されない場合 (iSCSI またはバックアップのための専用ネットワークの場合など) は、[ネットワーク] で該当するネットワークを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。次に [クラスターにこのネットワークの使用を許可しない] をクリックします。
- クラスター化されたファイル サーバーを構成する場合は、「チェックリスト : クラスター化されたファイル サーバーの作成」を参照してください。
- クラスター化されたプリント サーバーを構成する場合は、「チェックリスト : クラスター化されたプリント サーバーの作成」を参照してください。
- ウィザード完了後にサービスまたはアプリケーションの設定を変更する方法の詳細については、「クラスター化されたサービスまたはアプリケーションの設定の変更」を参照してください。