ネットワーク テストを実行すると、フェールオーバー クラスターに適したネットワーク インフラストラクチャが導入されていることを確認できます。

ネットワーク テストで検出された問題を修正する

ネットワーク テストで判明した問題の修正方法の詳細については、次のトピックを参照してください。

Windows Server 2008 R2 のハードウェアの互換性の追加情報については、https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=139145 (英語の可能性あり) を参照してください。

構成の検証ウィザードのネットワーク テスト

構成の検証ウィザードを使用して、次のネットワーク テストを実行できます。

  • ネットワーク バインド順の一覧表示 : ネットワークが各ノードのアダプターにバインドされる順番を一覧表示します。

  • クラスター ネットワーク構成の検証では、次のタスクが実行されます。

    • クラスター ネットワーク (クラスター側の視点から見たネットワーク トポロジ) を一覧表示します。

    • 特定のクラスター ネットワークにおいて、すべてのネットワーク アダプターに IP アドレスが同一の方法で指定されていること (すべてのアダプターが静的 IP アドレスを使用しているか、すべてのアダプターが DHCP を使用していること) を検証します。

    • 特定のクラスター ネットワークにおいて、すべてのネットワーク アダプターで同一バージョンの IP が使用されていること (すべてのアダプターが IPv4 のみ、IPv6 のみ、または IPv4 と IPv6 の両方を使用していること) を検証します。

  • IP 構成の検証では、次のタスクが実行されます。

    • IP 構成の詳細を一覧表示します。

    • IP アドレスがクラスター内で一意であり、重複していないことを検証します。

    • 各テスト対象サーバーのネットワーク アダプターの数を確認します。アダプターが 1 つしか検出されなかった場合、クラスター サーバーが接続するネットワーク インフラストラクチャでは単一障害点を回避するように警告するメッセージがレポートに表示されます。

      単一障害点を回避する方法は複数あります。複数の個別のネットワークを使用してクラスター ノードを接続する方法があります。または、チーム化されたネットワーク アダプター、冗長スイッチ、冗長ルーターなど、単一障害点を除去するハードウェアを導入した単一ネットワークでクラスター ノードを接続する方法もあります。

    • テスト対象サーバーで複数のアダプターが同一 IP サブネットに属していないことを検証します。

    • すべてのテスト対象サーバーで同一バージョンの IP が使用されていること (すべてのサーバーが IPv4 のみ、IPv6 のみ、または IPv4 と IPv6 の両方を使用していること) を検証します。

  • 複数のサブネット プロパティの検証 : 複数のサブネットを使用して複数のサイトにまたがっているクラスターに対し、DNS に関連する設定が適切に構成されていることを検証します。

  • ネットワーク通信の検証 : テスト対象サーバーがすべてのネットワーク上で許容範囲内の待ち時間で通信できることを検証します。また、すべてのサーバー間に冗長性を備えた通信パスが存在しているかどうかも確認します。クラスターのノード間の通信により、クラスターはノードの障害や状態変化を検出し、クラスターを単一のエンティティとして管理できます。

  • Windows ファイアウォール構成の検証 : テスト対象サーバーで Windows ファイアウォールがフェールオーバー クラスタリング用に正しく構成されていることを検証します。


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