FAX サーバーの役割をインストールすると、Network Service アカウントを使用して FAX サービスが実行されます。

セットアップ時に、<システム ドライブ>\ProgramData\Microsoft\Windows NT\MSFax に、次のフォルダーが作成されます。

  • ActivityLog

  • Common Coverpages

  • Inbox

  • Queue

  • SentItems

  • VirtualInbox

フォルダーの [プロパティ] ダイアログ ボックスを使用すると、これらのフォルダーに対するアクセスやアクセス許可を制限することができます。また、フォルダーやオブジェクトの所有権を転送することもできます。さらに、フォルダーの場所を変更することもできます。ただし、移動できるのは、フォルダーに対するアクセス許可の設定が同じ場所に限られます。つまり、ローカルの Administrators アカウント、および Network Service アカウントに対して、完全なセキュリティ アクセス許可が付与されている場所でなければなりません。

また、FAX サービス マネージャーを使用すると、FAX サーバーにアクセスできるユーザーのアクセス許可を構成したり、セキュリティ監査を有効にして構成したりすることもできます。

重要

Windows Server 2003 から Windows Server 2008 にアップグレードする場合、アップグレード中に FAX サービスのセキュリティ設定が失われます。アップグレードの後、FAX サービスのセキュリティ設定を再構成する必要があります。

その他の考慮事項

  • FAX コンポーネントを構成するには、Administrators グループのメンバーであるか、または適切な権限が委任されている必要があります。

  • FAX サービス マネージャーを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[FAX サービス マネージャー] をクリックします。

その他の参照情報


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