FAX サービス マネージャーを使用すると、送受信された FAX の保管処理を構成することができます。
たとえば、FAX を保管する日数を指定できます。この値が指定されていない場合、FAX は手動で削除されるまで保管されます。
また、クォータ制限の最大値および最小値を設定して、保管容量を追跡することもできます。クォータ制限の最大値とは、保管容量がその値に達すると、イベント警告が発行される値です。クォータ制限の最小値とは、容量がその値に達すると、保管イベントの警告がリセットされる値です。つまり、容量が制限の最大値に達してイベントが発行されると、その後イベントは、容量が最小値より小さくなるまで発行されません。
保管フォルダーの存在するディスクがいっぱいになった場合、実際に存在しないフォルダーを使用するよう構成されている場合、または保管フォルダーに対するセキュリティ アクセス許可が適切に構成されていない場合は、保管が失敗するおそれがあります。
FAX サーバーの保管処理を有効にし、構成するには |
FAX サービス マネージャーを開きます。
左側のウィンドウで、[FAX] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[保管] タブの [保管フォルダー] で、[このフォルダーにすべての FAX を保管する] チェック ボックスをオンにし、フォルダーへのパスを指定します。既定のパスは、"<システム ドライブ>\ProgramData\Microsoft\Windows NT\MSFax" です。
[保管の規則] で、次の操作を行います。
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クォータ制限の最大値と最小値 (警告を発生させる値とリセットする値) を設定するには、[イベント ログに警告を生成する] チェック ボックスをオンにして、制限値を指定します。
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FAX が保管フォルダーから削除されるまでの日数を設定するには、[指定日より古い FAX を自動的に削除する] チェック ボックスをオンにして、値を指定します。
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クォータ制限の最大値と最小値 (警告を発生させる値とリセットする値) を設定するには、[イベント ログに警告を生成する] チェック ボックスをオンにして、制限値を指定します。
その他の考慮事項
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FAX コンポーネントを構成するには、Administrators グループのメンバーであるか、または適切な権限が委任されている必要があります。
- FAX サービス マネージャーを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[FAX サービス マネージャー] をクリックします。
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Administrators グループのメンバーでないユーザーは、自分が送受信した、保管されている FAX を表示および編集することができます。ただし、保管されている着信 FAX、および他のユーザーによって送受信された FAX を表示または変更するには、特別なアクセス許可が必要となります。詳細については、「FAX セキュリティの構成」を参照してください。