Web サーバーへの攻撃の可能性を少なくするために、IIS 6.0 では既定のインストール後に静的コンテンツのみが提供されます。IIS API (ISAPI) や Common Gateway Interface (CGI) で提供されるプログラム機能は、IIS の管理者が手動で有効にする必要があります。ISAPI と CGI により Web ページの機能が拡張されるため、ここでは ISAPI と CGI のことを Web サービス拡張と呼んでいます。たとえば、このバージョンの IIS で Active Server Pages (ASP) を実行するには、ISAPI の Asp.dll を新しい Web サービス拡張として有効にする必要があります。

このダイアログ ボックスのオプションは、特定の ISAPI または CGI を有効または無効にするときに使用します。

ISAPI フィルターは、Web サービス拡張と見なされません。このダイアログ ボックスから ISAPI フィルターを有効にすることはできません。

Web サービス拡張を実行するには、ISAPI または CGI を、IIS を実行するサーバー上のコンテンツ ディレクトリ (たとえば、既定のインストールでは、<ローカル ドライブ>:\Inetpub\wwwroot) に配置する必要があります。

[拡張名]

ISAPI または CGI のフレンドリ名を入力します (たとえば、Microsoft® FrontPage® Server Extensions)。

[必要なファイル]

これは、Web サービス拡張を実行するために必要なすべての ISAPI または CGI の一覧です。たとえば、FrontPage Server Extensions は 5 つのファイルで構成されており、その 5 つのファイルをすべて有効にしないと、FrontPage Server Extensions を使用して Web ページを拡張できません。

[追加]

必要なファイルを選択するときにクリックします。

[削除]

現在選択されているファイルを一覧から削除するときにクリックします。

[拡張の状態を許可済みに設定する]

サーバーでの Web サービス拡張の実行を許可するときに選択します。Web サーバーでの Web サービス拡張の実行を禁止するときには、このオプションをオフにします。たとえば、このダイアログ ボックスに Nimda.dll の情報を入力し、状態を禁止 (オプションがオフになっているときの状態) に設定すると、Web サーバーでの Nimda.dll の実行を禁止できます。

関連項目

Web サービス拡張およびアプリケーションの構成の詳細については、Microsoft Windows Server TechCenter の IIS 6.0 のオンライン ドキュメント (英語の可能性あり) を参照してください。


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