このタブは、アプリケーションのキャッシュ オプションを設定するときに使用します。クライアント上で Active Server Pages (ASP) ファイルを一切キャッシュしないようにインターネット インフォメーション サービス (IIS) を構成できます。そうすると、クライアント ブラウザーは、要求があるたびに新しいページや更新されたページがないかをサーバーに問い合わせます。この処理によりクライアント コンピューター上のディスク領域は節約されますが、パフォーマンスは低下します。キャッシュに格納されている ASP スクリプトは、呼び出すたびにコンパイルする必要がないため、ASP スクリプト ファイルをキャッシュすることによってパフォーマンスが向上します。

[ASP ファイルをキャッシュしない]

ブラウザーにより ASP ファイルがキャッシュされないようにするときにクリックします。その結果、ブラウザーから要求が繰り返されるたびに、サーバーの ASP ファイルが新たに要求されます。

[すべての ASP ファイルをメモリにキャッシュする]

ブラウザーからサーバーに要求されたすべての ASP ファイルが、このコンピューター上にキャッシュされるようにするときにクリックします。このオプションを選択する場合は、[ディスク キャッシュのディレクトリ] ボックスでディレクトリを指定し、キャッシュされるスクリプト エンジン数の上限を [キャッシュするスクリプト エンジンの数] ボックスで設定する必要があります。

[ASP ファイルを制限してメモリにキャッシュする]

限られた数のコンパイル済み ASP ファイル (テンプレート) がメモリにキャッシュされるようにするときにクリックします。キャッシュされるファイルの数を、ボックスに入力するか、上向き矢印と下向き矢印をクリックして設定します。このオプションをクリックした後に、次のいずれかのオプションを選択して、残りのすべての ASP ファイルがキャッシュされるようにするか、残りのファイルのうち限られた数のファイルのみがディスクにキャッシュされるようにするかを設定します。

[残りの ASP ファイルをディスクにキャッシュする]

残りのコンパイル済み ASP ファイル (メモリにキャッシュされていないファイル) がすべてディスクにキャッシュされるようにするときにクリックします。

[ASP ファイルを制限してディスクにキャッシュする]

限られた数のコンパイル済み ASP ファイル (メモリにキャッシュされていないファイル) がディスクにキャッシュされるようにするときにクリックします。

[ディスク キャッシュのディレクトリ]

ASP ファイルが格納されるディレクトリを入力するか、参照します。

[参照]

キャッシュされた ASP ファイルが格納されるコンピューター上のディレクトリを探すときにクリックします。

[キャッシュするスクリプト エンジンの数]

数値を入力するか、上向き矢印と下向き矢印をクリックして、キャッシュされるスクリプト エンジンの数を制御します。Microsoft® Visual Basic® Scripting Edition (VBScript) などのスクリプト エンジンは、メモリとアクセシビリティを必要とします。コンピューターにキャッシュされるスクリプト エンジンの数を制限することで、パフォーマンスとメモリをより適切に管理できます。

関連項目

Active Server Pages、ASP ページのキャッシュ、およびアプリケーションの構成の詳細については、Microsoft Windows Server TechCenter の IIS 6.0 のオンライン ドキュメント (英語の可能性あり) を参照してください。


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