タスクの設定では、タスクの実行、停止、または削除の方法を指定します。タスクの設定は、[<タスク> のプロパティ] または [タスクの作成] ダイアログ ボックスの [設定] タブに表示されます。次の一覧は、個別のタスク設定についての説明です。

  • [タスクを要求時に実行する]

    要求時のタスク実行を許可することにより、実行がスケジュールされた日時よりも前または後に、手動でタスクを実行できるかどうかを指定できます。既定の設定では、タスクをいつでも要求時に実行できます。タスクを要求時に実行する方法については、「タスクを要求時に実行する」を参照してください。

    この設定は、Windows Server 2003、Windows XP、または Windows 2000 用に構成されたタスクに対しては利用できません。

  • [スケジュールされた時刻にタスクを開始できなかった場合、すぐにタスクを実行する]

    この設定が有効な場合、タスク スケジューラ サービスは、特定の日時に実行するようにタスクがスケジュールされていても、何らかの理由 (コンピューターの電源が入っていなかった、タスク スケジューラ サービスがビジー状態だったなどの) でタスクがアクティブ化されなかった場合にタスクを開始します。タスクが正常に開始されなかった場合でも、タスク スケジューラ サービスは直ちにタスクを開始するわけではありません。既定では、正常に開始されなかったタスクがタスク スケジューラ サービスによって開始されるまで 10 分間の待ち時間があります。

    この設定は、Windows Server 2003、Windows XP、または Windows 2000 用に構成されたタスクに対しては利用できません。

  • [タスクが失敗した場合の再起動の間隔: <時間>]

    この設定を使用して、タスクの実行が失敗した (タスクの前回の実行結果が成功でない) 場合にタスクを再び開始するようにできます。タスクの開始を再試行する間隔および回数を指定します。

    この設定は、Windows Server 2003、Windows XP、または Windows 2000 用に構成されたタスクに対しては利用できません。

  • [タスクを停止するまでの時間: <時間>]

    タスクの実行時間の上限を設定できます。この設定は、実行に時間がかかりすぎてユーザーの作業に支障を及ぼす可能性があるタスクを制限するために使用します。

  • [要求時に実行中のタスクが終了しない場合、タスクを強制的に停止する]

    この設定が選択されていると、停止要求に応答しないタスクは強制的に停止されます。

    この設定は、Windows Server 2003、Windows XP、または Windows 2000 用に構成されたタスクに対しては利用できません。

  • [タスクが再度実行するようにスケジュールされていない場合に削除されるまでの時間: <時間>]

    この設定が選択されていると、再度実行するようにスケジュールされていないタスクは、実行後にタスク スケジューラ サービスによって自動的に削除されます。タスク スケジューラ サービスは、指定された時間だけ待機してからタスクを削除します。この設定が選択されていない場合、タスク スケジューラ サービスはタスクを自動的に削除しません。この設定を選択するためには、有効期限が設定された少なくとも 1 つのトリガーがタスクに含まれている必要があります。

  • [タスクが既に実行中の場合に適用される規則] :

    タスクの別のインスタンスが既に実行中の場合にタスク スケジューラ サービスでタスクをどのように実行するかを指定する必要があります。

    • [新しいインスタンスを開始しない] : タスク スケジューラ サービスはタスクの新しいインスタンスを実行せず、既に実行中のインスタンスを停止しません。

    • [新しいインスタンスを並列で実行] : タスク スケジューラ サービスは、既に実行中のインスタンスと並行してタスクの新しいインスタンスを実行します。

    • [新しいインスタンスをキューに追加] : タスク スケジューラ サービスは、サービスが実行する予定のタスクのキューにタスクの新しいインスタンスを追加し、既に実行中のタスクのインスタンスは停止しません。

    • [既存のインスタンスの停止] : タスク スケジューラ サービスは、既に実行中のタスクのインスタンスを停止して、タスクの新しいインスタンスを実行します。

    この設定の値は、Windows Server 2003、Windows XP、または Windows 2000 用に構成されるタスクに対しては [新しいインスタンスを開始しない] になります。