タスク スケジューラのトラブルシューティング

スケジュールされたタスクが実行されるはずの日時に実行されない場合、タスクが有効であることを確認します。次にそのタスクのトリガーを調べ、正しく設定されていることを確認します。詳細については、「タスクの実行を有効にする」を参照してください。タスクのトリガーの更新については、「既存のタスクを変更する」を参照してください。また、タスクの履歴を調べ、タスクが開始された日時とエラーの有無を確認します。詳細については、「タスクのプロパティと履歴を表示する」を参照してください。

タスクは、タスクの条件がすべて満たされている場合にのみ実行されます。タスクの条件は、[<タスク> のプロパティ] ダイアログ ボックスの [条件] タブで設定できます。詳細については、「タスクの条件」を参照してください。

タスクのセキュリティ オプションの設定によっては、一部のタスクは特定のユーザーがログオンしているときにしか実行されません。実行されるはずの日時になってもスケジュールされたタスクが実行されない場合、タスクのセキュリティ オプションが正しく設定されていることを確認してください。詳細については、「タスクのセキュリティ コンテキスト」および「既存のタスクを変更する」を参照してください。

タスクがプログラムを実行しようとしてもプログラムが正しく実行されない場合、まず、タスクからではなく手動でプログラムの実行を試み、プログラムが正しく動作することを確認してください。プログラムのパスにコマンド ライン オプションを追加しなければならない場合があります。詳細については、「操作」を参照してください。可能であれば、実行しようとしているプログラムのヘルプを参照してください。

一部のプログラムは、管理者特権でないと正しく実行できません、管理者特権が必要なプログラムをタスクから実行する場合、そのタスクが最上位の特権で実行されることを確認してください。[<タスク> のプロパティ] ダイアログ ボックスの [全般] タブでタスクのセキュリティ オプションを変更することにより、最上位の特権で実行されるようにタスクを設定できます。

タスクのプログラムが正しく実行されない場合、タスクの履歴を調べ、エラーがないかどうか確認してください。詳細については、「タスクのプロパティと履歴を表示する」を参照してください。

タスクで電子メールを送信しようとしても正しく送信されない場合、まずタスクの電子メール操作が正しく設定されていることを確認してください。電子メール操作の [SMTP サーバー]、[宛先]、および [送信者] の各設定に有効な値を指定する必要があります。これらの設定の詳細については、「操作」を参照してください。

電子メールを送信する SMTP サーバーが正しく設定されていることを確認します。Windows の SMTP サーバーでは、電子メールは NTLM 認証を使用して送信されます。そのため、タスクの実行に使用するセキュリティ資格情報は、電子メールを送信するために SMTP サーバーに対する権限も持っている必要があります。SMTP サーバーが Windows ベースのサーバーでない場合、サーバーで匿名アクセスが許可されていれば電子メールは送信されます。SMTP サーバーの設定については SMTP サーバーの設定に関するページ (英語の可能性あり) を、SMTP サーバー設定の管理については SMTP の管理に関するページ (英語の可能性あり) を参照してください。

タスクが頻繁に起動されると、CPU の使用率が 100% になることがあります。この問題が発生すると、システムが使用不能になります。

この問題を解決するには、タスクを無効にし、タスクのトリガーを変更します。タスクの変更方法の詳細については、「既存のタスクを変更する」を参照してください。

タスクがシステム リソースをすべて使用し、システムが応答しない場合は、以下の手順を実行します。

1. コンピューターをセーフ モードで再起動します (セーフ モードではタスク スケジューラ サービスが動作しません)。
   
   
2. \Windows\System32\Tasks フォルダーで、タスクのファイル名を変更するか、ファイルを削除します。
   
   
3. システムを通常モードで再起動し、タスクを再定義します。