RD ライセンスは、個々のデバイスまたはユーザーが リモート デスクトップ セッション ホスト (RD セッション ホスト) サーバーに接続するために必要な、リモート デスクトップ サービス クライアント アクセス ライセンス (RDS CAL) を管理します。リモート デスクトップ ライセンス サーバーで RDS CAL のインストール、発行、および可用性の追跡を行う場合に、RD ライセンスを使用します。
RD セッション ホスト サーバーでユーザーまたはデバイスからの接続を受け入れるためには、RD ライセンスを正しく構成する必要があります。RD ライセンスを構成する際の考慮事項を次の一覧に示します。
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ライセンス サーバーと通信するために、RD セッション ホスト サーバーをどのように構成する必要があるか。詳細については、「リモート デスクトップ ライセンス サーバーの検出」および「RD セッション ホスト サーバーで使用するライセンス サーバーを指定する」を参照してください。
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どの種類の RDS CAL をライセンス サーバーにインストールする必要があるか。詳細については、「リモート デスクトップ サービス クライアント アクセス ライセンス (RDS CAL)」および「RD セッション ホスト サーバーでリモート デスクトップ ライセンス モードを指定する」を参照してください。
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ライセンス サーバーからどのユーザーに RDS CAL (接続ユーザー数) が発行されたのかを追跡できるようにし、レポートを作成できるようにする必要があるか。詳細については、「リモート デスクトップ サービス クライアント アクセス ライセンス (接続ユーザー数) の発行を追跡する」を参照してください。
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ライセンス サーバーからどの RD セッション ホスト サーバーに RDS CAL が発行されるのかを制御する必要があるか。詳細については、「リモート デスクトップ サービス クライアント アクセス ライセンス (RDS CAL) の発行を制御する」を参照してください。
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ライセンス サーバーから RD セッション ホスト サーバーにどのバージョンの RDS CAL が発行されるのかを制御する必要があるか。詳細については、「リモート デスクトップ サービス クライアント アクセス ライセンス (RDS CAL) の発行を制御する」を参照してください。
リモート デスクトップ ライセンス マネージャー ツールの [構成の確認] を使用すると、ライセンス サーバーの構成を確認できます。[構成の確認] は、ライセンス サーバーでの RD ライセンスの構成に関して起こりうる問題を特定する場合に利用できます。構成に関する問題が発生すると、次の動作ができなくなります。
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RD セッション ホスト サーバーによるアクセス
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RD セッション ホスト サーバーに接続しているユーザーまたはデバイスへの RDS CAL の発行
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RDS CAL (接続ユーザー数) の発行の追跡とレポート
[構成の確認] の詳細については、「リモート デスクトップ ライセンス サーバーの構成を確認する」を参照してください。
[構成の確認] は、ライセンス サーバーでの RD ライセンスの構成に関して発生する可能性がある問題を特定するのに使用します。RD セッション ホスト サーバーでの構成の問題は特定されません。RD セッション ホスト サーバーについてライセンス構成上の問題がある場合に警告を表示するには、リモート デスクトップ セッション ホストの構成 ツールの [ライセンス診断] を使用します。[ライセンス診断] の詳細については、Windows Server 2008 R2 の リモート デスクトップ セッション ホストの構成 のヘルプで、RD セッション ホスト サーバーに関して発生する可能性があるライセンスの問題の特定に関するトピックを参照してください。
RD ライセンスの詳細については、Windows Server 2008 R2 TechCenter のリモート デスクトップ サービスに関するページ (英語の可能性あり)(