複数のサーバーのワークロードを少数の物理システムに統合することによって、サーバー ハードウェアの効率を上げて運用と保守にかかるコストを削減します。次の表では、Hyper-V を使用してサーバーのワークロードを統合する場合に必要な基本タスクについて説明します。
タスク | 説明 |
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仮想化の候補として最も適したワークロードを特定する。 |
Microsoft Assessment and Planning Solution Accelerator を使用すると、パフォーマンス データを収集して、サーバー仮想化の最適な候補が示されるレポートを作成できます。このツールの詳細については、Microsoft Assessment and Planning Toolkit (英語の可能性あり) ( |
統合するサーバーの種類と数に基づいてハードウェア要件を評価する。 |
1 つの物理サーバーで実行されるすべてのワークロードに関する処理、記憶域、およびネットワーク要件を評価し、物理サーバーのハードウェア要件を決定する必要があります。Hyper-V のハードウェア要件と最大構成の詳細については、 |
統合計画に適した Windows のバージョンを決定する。 |
Windows Server 2008 のライセンスには仮想化環境の使用権も含まれます。ライセンス契約の条項に応じて実行できる仮想化インスタンスの数は、バージョンによって異なります。詳細については、Microsoft の Web サイトのライセンス情報に関するページ (英語の可能性あり) ( |
組織のニーズに合った管理ツールを特定する。 |
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Hyper-V の役割を、その役割を実行する物理サーバーにインストールする。 |
Hyper-V のインストール手順の詳細については、Hyper-V の計画および開発ガイドに関するページ (英語の可能性あり) ( |
仮想マシンを作成する、または仮想マシンを物理サーバーから移行する。 |
仮想マシンの作成手順の詳細については、「仮想マシンを作成する」を参照してください。 System Center Virtual Machine Manager を使用した物理サーバーの移行に関する一般的な情報については、 |
ワークロードをテストして、予想どおりに実行されることを確認する。 |
物理サーバーを評価して仮想化の候補を特定したときに収集したパフォーマンス データやその他の条件を参照します。仮想化されたワークロードに関する同様のデータを収集し、元のデータと比較して、パフォーマンスが許容範囲内かどうかを判別します。 |
その他の考慮事項
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既定では、この手順を実行するためには、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。ただし、管理者が承認マネージャーを使用して承認ポリシーを変更すれば、ユーザーまたはユーザー グループがこの手順を実行できるようになります。詳細については、Hyper-V セキュリティにおける承認マネージャーの使用に関するページ (英語の可能性あり) (
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=142886 ) を参照してください。
その他の参照情報
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Hyper-V の詳細については、Windows Server 2008 テクニカル ライブラリのページ (英語の可能性あり) (
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=93752 ) を参照してください。