仮想ハード ディスクの新規作成ウィザードを使用すると、仮想ハード ディスクを簡単に作成できます。このウィザードでは、以下の種類のディスクを作成できます。

  • 固定容量仮想ハード ディスク

  • 容量可変の拡張仮想ハード ディスク

  • 差分仮想ハード ディスク

仮想ハード ディスクのカスタマイズに使用できるオプションの多くは、作成する仮想ハード ディスクの種類によって異なります。いずれの場合でも、仮想ハード ディスクには名前と保存場所が必要です。

重要

暗号化とマークされているフォルダには、仮想ハード ディスクを作成しないでください。仮想ハード ディスクは .vhd ファイルとして格納されます。暗号化ファイル システム (EFS) を使用して .vhd ファイルを暗号化している場合、Hyper-V は記憶域メディアの使用をサポートしません。ただし、Windows BitLocker ドライブ暗号化を使用するボリュームに格納されたファイルは使用できます。Windows Server 2008 Hyper-V および BitLocker ドライブ暗号化に関するホワイト ペーパーをダウンロードするには、https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=123534 (英語の可能性あり) を参照してください。

仮想ハード ディスクを作成するには
  1. Hyper-V マネージャーを開きます。[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[Hyper-V マネージャー] をクリックします。

  2. [操作] ウィンドウで [新規作成] をクリックしてから、[ハード ディスク] をクリックします。

  3. 仮想ハード ディスクをカスタマイズするには、ウィザードのすべてのページの手順を行います。[次へ] をクリックしてウィザードのページごとに移動することも、左側のウィンドウでページの名前を選択して目的のページに直接移動することもできます。

  4. 仮想ハード ディスクの構成を終了したら、[完了] をクリックします。

その他の考慮事項

  • 既定では、この手順を実行するために、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。ただし、管理者は承認マネージャーを使用して、ユーザーまたはユーザーのグループがこの手順を実行できるように承認ポリシーを変更することができます。詳細については、Hyper-V セキュリティ用の承認マネージャーの使用に関するページ (英語の可能性あり) (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=142886) を参照してください。

  • 仮想ハード ディスクは .vhd ファイルとして格納されるため、簡単に移動できますが潜在的なセキュリティ リスクが生じます。このリスクを軽減するため、.vhd ファイルをセキュリティで保護されている場所に格納するなど、対策を講じることをお勧めします。

  • [完了] をクリックしてウィザードを終了すると、仮想ハード ディスクが作成されます。仮想ハード ディスク用に選択したオプションによっては、この処理に時間がかかる場合があります。

  • 仮想ハード ディスクを、NTFS 圧縮を使用しているフォルダに格納することはできません。

  • 仮想ハード ディスクを作成した後に、特定の変更を加えることができます。たとえば、仮想ハード ディスクを別の種類のものに変換できます。仮想ハード ディスクの編集ウィザードを使用して変更を実行できます。

その他の参照情報