ゲスト オペレーティング システムは、仮想マシンにインストールして実行するオペレーティング システムです。仮想マシンを作成したときにインストール メディアの場所を指定しなかった場合は、ゲスト オペレーティング システムをインストールする前に、次のいずれかの手順を実行する必要があります。
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オペレーティング システムのインストール メディアを入手し、インストール メディアへのアクセスに CD/DVD ドライブを使用するように仮想マシンを構成します。手順の詳細については、「ディスクと記憶域を構成する」を参照してください。
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ネットワークベースのインストールを実行する場合は、外部の仮想ネットワークに接続されているレガシ ネットワーク アダプターを使用するように仮想マシンを構成します。この種類のネットワークでは、外部の仮想ネットワークを通してトラフィックを物理ネットワークにルーティングし、物理ネットワークへの接続を提供します。詳細については、「ネットワークを構成する」を参照してください。
仮想マシンを適切に構成すると、ゲスト オペレーティング システムがインストールできるようになります。
ゲスト オペレーティング システムをインストールするには |
Hyper-V マネージャーを開きます。[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[Hyper-V マネージャー] をクリックします。
仮想マシンに接続します。結果ウィンドウの [仮想マシン] セクションで、以下のいずれかの方法を使用します。
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仮想マシンの名前を右クリックし、[接続] をクリックします。
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仮想マシンの名前を選択します。[操作] ウィンドウで、[接続] をクリックします。
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仮想マシンの名前を右クリックし、[接続] をクリックします。
仮想マシン接続ツールが開きます。
[仮想マシン接続] ウィンドウで、[操作] メニューの [開始] をクリックします。
仮想マシンが起動し、起動デバイスが検索され、インストール パッケージが読み込まれます。
インストールを続行します。
注 | |
インストールされているオペレーティング システムによっては、マウスのカーソルをセットアップ ウィンドウのイメージ上に移動するとマウス ポインターが小さなドットに変わる場合があります。この場合は、仮想マシンのウィンドウ内で任意の場所をクリックします。この操作によりマウスが "キャプチャ" され、キーボードとマウスの入力が仮想マシンに送信されるようになります。入力を物理コンピューターに戻すには、Ctrl + Alt + 左方向キーを押して、マウス ポインターを仮想マシンのウィンドウ外に移動します。 |
Hyper-V には、物理コンピューターと仮想マシンの統合を適切に確立する、サポート対象のゲスト オペレーティング システム用のソフトウェア パッケージが含まれています。このパッケージは、統合サービスと呼ばれます。サポートされている Windows オペレーティング システムの新しいバージョンにはこの統合サービスが含まれているので、ゲスト オペレーティング システムのインストール後に統合サービスをインストールする必要はありません。サポートされているオペレーティング システム、および統合サービスのインストールが必要なオペレーティング システムの詳細については、Windows Server 2008 テクニカル ライブラリにある Hyper-V の展開に関するページ (英語の可能性あり) (
注 | |
以下の手順では、このソフトウェア パッケージを使用でき、かつソフトウェア パッケージのインストールが必要なオペレーティング システムがインストールされていることを前提にしています。 |
統合サービスをインストールするには |
仮想マシンに接続します。結果ウィンドウの [仮想マシン] セクションで、以下のいずれかの方法を使用します。
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仮想マシンの名前を右クリックし、[接続] をクリックします。
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仮想マシンの名前を選択します。[操作] ウィンドウで、[接続] をクリックします。
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仮想マシンの名前を右クリックし、[接続] をクリックします。
仮想マシン接続ツールが開きます。
仮想マシン接続の [操作] メニューで、[統合サービス セットアップ ディスクの挿入] をクリックします。この操作により、仮想 DVD ドライブにセットアップ ディスクが読み込まれます。
インストールしているオペレーティング システムによっては、インストールを手動で開始する必要があります。ゲスト オペレーティング システムのウィンドウで任意の場所をクリックし、CD ドライブに移動します。ゲスト オペレーティング システムで、インストール パッケージを CD ドライブから開始するための適切な方法を使用してください。
インストールが完了すると、すべての統合サービスを使用できるようになります。
その他の考慮事項
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既定では、この手順を実行するためには、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。ただし、管理者が承認マネージャーを使用して承認ポリシーを変更すれば、ユーザーまたはユーザー グループがこの手順を実行できるようになります。詳細については、Hyper-V セキュリティにおける承認マネージャーの使用に関するページ (英語の可能性あり) (
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=142886 ) を参照してください。
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統合サービスがインストールされていない場合は、リモート デスクトップ サービス セッションでの仮想マシン接続の使用はサポートされません。
- Hyper-V のインストールには、Linux 対応のオペレーティング システム用の統合サービスは含まれていません。それらは、Microsoft Connect Web サイトを通じて、Microsoft Hyper-V の Linux 統合コンポーネントとして配信されています。詳細については、
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=102024 を参照してください。