仮想マシンの新規作成ウィザードを使用すると、簡単かつ柔軟な方法で仮想マシンを作成できます。仮想マシンの新規作成ウィザードは、Hyper-V マネージャーから使用できます。

ウィザードを使用する場合、仮想マシンの作成について次の 2 つの基本オプションがあります。

  • ウィザードのすべての構成ページの手順を行わずに、既定の設定を使用して仮想マシンを作成できます。この方法で作成した仮想マシンの構成は次のとおりです。

    名前

    新しい仮想マシン

    場所

    Hyper-V サーバー用に構成された既定の場所

    メモリ

    512 MB

    ネットワーク接続

    接続しない

    仮想ハード ディスク

    記憶域容量 127 GB の容量可変のハード ディスク

    インストール オプション

    メディアの指定なし

    SCSI コントローラー

    このデバイスに接続されるディスクはありません。このデバイスを使用するには、ゲスト オペレーティング システムに統合サービスが必要です。Windows の新しいバージョンの一部には、統合サービスが含まれています。詳細については、「ゲスト オペレーティング システムをインストールする」を参照してください。

  • 構成ページで指定した設定を使用して、必要に応じてカスタマイズした仮想マシンを作成できます。

2 種類の方法の手順を以下に示します。

重要

仮想マシンの可用性を高める計画がある場合は、仮想マシンを作成する前に「仮想マシンの可用性を高めるための構成をする」を確認してください。

既定の仮想マシンを作成するには
  1. Hyper-V マネージャーを開きます。[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[Hyper-V マネージャー] をクリックします。

  2. [操作] ウィンドウで [新規作成] をクリックしてから、[仮想マシン] をクリックします。

  3. [開始する前に] ページで、[完了] をクリックします。または、[名前と場所の指定] ページが最初に表示された場合は、そのページで [完了] をクリックします。

カスタマイズされた仮想マシンを作成するには
  1. Hyper-V マネージャーを開きます。[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[Hyper-V マネージャー] をクリックします。

  2. [操作] ウィンドウで [新規作成] をクリックしてから、[仮想マシン] をクリックします。

  3. ウィザードのすべてのページの手順を実行して、必要なカスタム設定を指定します。[次へ] をクリックしてウィザードのページごとに移動することも、左側のウィンドウでページの名前を選択して目的のページに直接移動することもできます。

  4. 仮想マシンの構成を終了したら、[完了] をクリックします。

その他の考慮事項

  • 既定では、この手順を実行するために、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。ただし、管理者は承認マネージャーを使用して、ユーザーまたはユーザーのグループがこの手順を実行できるように承認ポリシーを変更することができます。詳細については、Hyper-V セキュリティ用の承認マネージャーの使用に関するページ (英語の可能性あり) (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=142886) を参照してください。

  • 仮想マシンの新規作成ウィザードの各ページで、設定をカスタマイズすることも、既定の設定のままにしておくこともできます。ウィザードを終了するには、[完了] をクリックします。ウィザードの完了前に設定をカスタマイズしなかったページでは、既定値が使用されます。

  • どちらの方法を使用して仮想マシンを作成した場合でも、仮想マシン設定を変更することにより後で構成を変更できます。詳細については、「仮想マシンを構成する」を参照してください。

  • 詳細な構成と見なされる一部の構成は、仮想マシンの新規作成ウィザードでは設定できません。たとえば、物理ディスクの仮想マシンへの接続や、プロセッサ設定の変更が含まれます。仮想マシン設定を編集することにより、詳細な構成を実行できます。詳細については、「仮想マシンを構成する」を参照してください。

その他の参照情報