ローカル ユーザー アカウント

[ローカル ユーザーとグループ] Microsoft 管理コンソール (MMC) スナップインにある Users フォルダーには、既定のユーザー アカウントと独自に作成したユーザー アカウントが表示されます。これらの既定のユーザー アカウントは、オペレーティング システムをインストールしたときに自動的に作成されます。次の表に、[ローカル ユーザーとグループ] に表示される既定の各ユーザー アカウントの説明を示します。

既定のユーザー アカウント 説明

Administrator アカウント

既定では、Administrator アカウントは無効になっていますが、有効にすることができます。有効にすると、Administrator アカウントはコンピューターのフル コントロールの権限を持ち、ユーザー権利およびアクセス制御のアクセス許可を必要に応じてユーザーに割り当てることができます。このアカウントは、管理者資格情報を必要とするタスクでのみ使用してください。このアカウントは、強力なパスワードを使用するよう設定してください。管理者資格情報を持つアカウントでのセキュリティに関するその他の注意事項については、「ローカル ユーザーとグループのヒント集」を参照してください。

Administrator アカウントは、コンピューター上の Administrators グループのメンバーです。Administrator アカウントは、Administrators グループから削除したり除去したりすることができませんが、名前を変更したり、無効にしたりすることはできます。Administrator アカウントは多くのバージョンの Windows に存在することが知られているため、このアカウントを無効にするか名前を変更することで、悪意のあるユーザーからのアクセスを防ぐことができます。ユーザー アカウントの名前を変更したり、ユーザー アカウントを無効にしたりする方法の詳細については、「ローカル ユーザー アカウントの名前を変更する」および「ローカル ユーザー アカウントを無効または有効にする」を参照してください。

重要

Administrator アカウントは、無効になっていても、セーフ モードでコンピューターにアクセスする際に使用できます。

Guest アカウント

Guest アカウントは、コンピューター上に実際のアカウントを持っていないユーザーが使用します。アカウントが (削除されていなくても) 無効になっているユーザーでも、Guest アカウントを使用できます。Guest アカウントではパスワードは要求されません。既定では、Guest アカウントは無効になっていますが、有効にすることができます。

Guest アカウントには、ほかのユーザー アカウントと同じように、権利とアクセス許可を設定できます。既定では、Guest アカウントは既定の Guests グループのメンバーです。このグループは、コンピューターにログオンする権利をユーザーに付与するためのグループです。Administrators グループのメンバーだけが、追加の権利とアクセス許可を Guests グループに与えることができます。既定では Guest アカウントは無効になっており、無効のままにしておくことをお勧めします。

ローカル ユーザー アカウントの作成および管理の詳細については、「ローカル ユーザーを管理する」を参照してください。


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