ローカル ユーザー アカウントのファイルを管理する
管理者は、ホーム フォルダーおよびドキュメント フォルダーを使用すると、ユーザー ファイルを収集して 1 か所にまとめることができます。ユーザー ファイルの場所が 1 か所になると、バックアップ処理が簡単になり、アクセス制御の管理もしやすくなります。
ホーム フォルダーは、ローカル フォルダーまたは共有リソース上に置かれたフォルダーです。このフォルダーは、単一のユーザーまたは多数のユーザーに割り当てることができます。ホーム フォルダーを単一のユーザーに割り当てると、そのホーム フォルダーは該当するユーザーの [開く] および [名前を付けて保存] ダイアログ ボックス、コマンド プロンプト セッション、および作業フォルダーが定義されていないすべてのプログラムにおいて既定のフォルダーになります。
ドキュメント フォルダーは、ホーム フォルダーの代わりに使用できますが、ホーム フォルダーを置き換えるわけではありません。ユーザーがファイルを保存したり、開く場合、ほとんどのプログラムは次のいずれかの方法で、ホーム フォルダーとドキュメント フォルダーのどちらを使うかを決定します。
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一部のプログラムは、まず開くファイルまたは保存するファイルの種類 (*.doc または *.txt など) に一致するファイルをホーム フォルダーで検索します。一致する拡張子を持つファイルが見つかった場合、プログラムはホーム フォルダーを開き、ドキュメント フォルダーを無視します。一致する拡張子を持つファイルが見つからなかった場合は、プログラムはドキュメント フォルダーを開きます。
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その他のプログラムでは、ホーム フォルダーにどのようなファイルが保存されているかにかかわらず、ホーム フォルダーを無視します。
ホーム フォルダーの割り当て方法の詳細については、「ホーム フォルダーをローカル ユーザー アカウントに割り当てる」を参照してください。