RD セッション ホスト サーバーでユーザー ログオン モードを構成して、その RD セッション ホスト サーバーで新しいユーザー セッションが作成されないようにすることができます。この機能は、Windows Server 2008 でリリースされました。
メンテナンスや新しいアプリケーションのインストールのために RD セッション ホスト サーバーをオフラインにする予定がある場合に、その RD セッション ホスト サーバーで新しいユーザー セッションが作成されないようにすることができます。
ユーザー ログイン モードには、以下のいずれかの設定を指定できます。
- すべての接続を許可する。既定では、この設定が選択されており、この設定が推奨されています。この設定を選択すると、RD セッション ホスト サーバーにリモートで接続してリモート セッションを確立することができます。
- 再接続を許可するが、新しいログオンを許可しない。この設定を選択すると、RD セッション ホスト サーバーで既にリモート セッションを実行中のユーザーが、そのセッションに再接続することができます。ただし、新しいユーザー (つまり、現在 RD セッション ホスト サーバー上でリモート セッションを実行中ではないユーザー) は、RD セッション ホスト サーバーに接続できません。RD セッション ホスト サーバーを再起動すると、どのユーザーも RD セッション ホスト サーバーに接続できなくなります。
- 再接続を許可するが、サーバーが再起動するまで新しいログオンを許可しない。この設定を選択すると、RD セッション ホスト サーバーで既にリモート セッションを実行中のユーザーが、そのセッションに再接続することができます。ただし、新しいユーザー (つまり、現在 RD セッション ホスト サーバー上でリモート セッションを実行中ではないユーザー) は、RD セッション ホスト サーバーに接続できません。RD セッション ホスト サーバーを再起動すると、ユーザー ログオン モードが [すべての接続を許可する] に設定され、ユーザーがその RD セッション ホスト サーバーに接続できるようになります。
RD セッション ホスト サーバー上のユーザー ログオン モードを構成するには、次の手順を実行します。
この手順を実行するには、構成しようとしている RD セッション ホストにおいて、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。 適切なアカウントおよびグループ メンバーシップの使用の詳細については、
 | RD セッション ホスト サーバーのユーザー ログオン モードを構成するには |
RD セッション ホスト サーバーで、リモート デスクトップ セッション ホストの構成を開きます。リモート デスクトップ セッション ホストの構成を開くには、[スタート] ボタンをクリックして [管理ツール]、[リモート デスクトップ サービス] の順にポイントし、[リモート デスクトップ セッション ホストの構成] をクリックします。
[設定の編集] 領域の [全般] で、[ユーザー ログオン モード] をダブルクリックします。
[プロパティ] ダイアログ ボックスの [全般] タブで、環境に最も適したユーザー ログオン モード設定を選択し、[OK] をクリックします。
コマンド プロンプトで change logon コマンドを実行し、RD セッション ホスト サーバーのユーザー ログオン モードを構成することもできます。 リモート デスクトップ サービスのコマンド ライン ツールの詳細については、リモート デスクトップ サービスのテクニカル リファレンス (英語の可能性あり)(
ある接続を通して、すべてのユーザー (RD セッション ホスト サーバーでリモート セッションを実行中のユーザーを含む) が RD セッション ホスト サーバーにリモートに接続できないようにするには、その接続を無効にします。接続の無効化の詳細については、「リモート デスクトップ サービス接続を無効にする」を参照してください。