既定では、ユーザーが RD セッション ホスト サーバー上で保持しているアクティブ セッションごとに、リモート デスクトップ サービスによって個別の一時フォルダーが RD セッション ホスト サーバー上に作成されます。一時フォルダーは、RD セッション ホスト サーバー上のユーザーのプロファイル フォルダーの下の Temp フォルダー内に、セッション ID 名で作成されます。この一時フォルダーは、個別の一時ファイルを格納するために使用されます。
ディスク領域を再利用するため、一時フォルダーはユーザーがセッションからログオフすると削除されます。
RD セッション ホスト サーバー上の一時フォルダーを構成するには、次の手順を実行します。
この手順を実行するには、構成しようとしている RD セッション ホストにおいて、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。 適切なアカウントおよびグループ メンバーシップの使用の詳細については、
 | RD セッション ホスト サーバー上の一時フォルダーを構成するには |
RD セッション ホスト サーバーで、リモート デスクトップ セッション ホストの構成を開きます。リモート デスクトップ セッション ホストの構成を開くには、[スタート] ボタンをクリックして [管理ツール]、[リモート デスクトップ サービス] の順にポイントし、[リモート デスクトップ セッション ホストの構成] をクリックします。
[全般] タブの [設定の編集] の領域で、[終了時に一時フォルダーを削除する] または [セッションごとに一時フォルダーを使用する] をダブルクリックします。
[プロパティ] ダイアログ ボックスの [全般] タブで、環境に合わせて [終了時に一時フォルダーを削除する] および [セッションごとに一時フォルダーを使用する] のチェックボックスをオンまたはオフにして、[OK] をクリックします。
[セッションごとに一時フォルダーを使用する] チェック ボックスをオフにすると、RD セッション ホスト サーバー上のすべてのセッションに対するユーザーの一時ファイルは、RD セッション ホスト サーバー上のユーザーのプロファイル フォルダーの下の共通の Temp フォルダーに格納されます。
また、[終了時に一時フォルダーを削除しない] および [セッションごとの一時フォルダーを使用しない] グループ ポリシー設定を使用して、RD セッション ホスト サーバー上の一時フォルダーを構成することもできます。これらのグループ ポリシー設定は、コンピューターの構成\ポリシー\管理用テンプレート\Windows コンポーネント\リモート デスクトップ サービス\リモート デスクトップ セッション ホスト\一時フォルダーにあり、ローカル グループ ポリシー エディターまたはグループ ポリシー管理コンソール (GPMC) を使用して構成できます。グループ ポリシー設定は、リモート デスクトップ セッション ホストの構成での設定よりも優先されます。
リモート デスクトップ サービスのグループ ポリシー設定の詳細については、リモート デスクトップ サービスのテクニカル リファレンス (英語の可能性あり)(