Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 では、Windows ファイアウォールは既定で有効になっています。Windows ファイアウォールを利用すると、Windows Server 2008 サーバーや Windows Server 2008 R2 サーバーと、ネットワークまたはインターネット上にあるその他のコンピューターとの間の通信で、どのプログラムやポートを使用するかを制御できます。プログラムやポートに対して、Windows ファイアウォールを越えて通信を行うことを許可するには、例外を有効にする必要があります。

リモート デスクトップを有効にすると、Windows ファイアウォールでリモート デスクトップの例外が自動的に有効になります。

RD セッション ホストの役割サービスをインストールすると、Windows ファイアウォールで次の例外が自動的に有効になります。

  • リモート デスクトップ

  • リモート デスクトップ サービス

その他のリモート デスクトップ サービスの役割サービスをインストールすると、Windows ファイアウォールでその他の例外が自動的に有効になります。たとえば、RD ライセンスの役割サービスをインストールした場合、Windows ファイアウォールでリモート デスクトップ ライセンス サーバーの例外が有効に設定されます。

何らかの役割サービスをコンピューターからアンインストール (削除) すると、その役割サービスに対応する例外が Windows ファイアウォールから自動的に削除されます。

重要

RD セッション ホストの役割サービスをアンインストール (削除) した場合、リモート デスクトップ サービスの例外だけが削除されます。リモート デスクトップの例外は削除されません。

Windows ファイアウォールの例外を表示するには、次の手順に従います。

この手順を実行するには、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。

Windows ファイアウォールの例外を表示するには
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックします。

  2. [システムとセキュリティ]、[Windows ファイアウォール] の順にクリックします。

  3. [Windows ファイアウォールを介したプログラムまたは機能を許可する] をクリックします。

  4. 一覧に含まれるプログラムまたはポートに関連付けられたチェック ボックスがオンの場合、Windows ファイアウォールで、そのプログラムまたはポートに対応する例外が有効になっています。

    該当する役割サービスがインストールされていないと一覧に表示されないプログラムもあります。たとえば、リモート デスクトップ ライセンス サーバーの例外は、そのコンピューターに RD ライセンスの役割サービスがインストールされている場合にのみ表示されます。

さらに詳細な Windows ファイアウォールの設定情報を表示するには、セキュリティが強化された Windows ファイアウォール スナップインを使用します。

セキュリティが強化された Windows ファイアウォールを使用するには、次の手順に従います。

この手順を実行するには、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。

セキュリティが強化された Windows ファイアウォール スナップインを使用するには
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[セキュリティが強化された Windows ファイアウォール] をクリックします。

  2. Windows ファイアウォールの設定に関する詳細情報を表示するには、左のウィンドウで次のいずれかのノードをクリックします。

    • 受信の規則

    • 送信の規則

Windows ファイアウォールの構成の詳細については、Windows Server 2008 R2 のセキュリティが強化された Windows ファイアウォールのヘルプを参照してください。

リモート デスクトップ サービスに特有の Windows ファイアウォール例外の詳細については、リモート デスクトップ サービスのテクニカル リファレンス (英語の可能性あり) (https://go.microsoft.com/fwlink/?Linkid=138056) を参照してください。


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