RD セッション ホスト サーバーのパフォーマンスを向上させるため、各ユーザーを 1 つのセッション (アクティブなセッションまたは切断されたセッション) に制限することができます。ユーザーごとに RD セッション ホスト サーバー上の 1 つのセッションに制限することで、作成されるリモート セッションの数を最小限に抑えることができます。これにより、RD セッション ホスト サーバー上のシステム リソースを節約し、より多くのユーザーが RD セッション ホスト サーバーに接続できるようになります。
RD セッション ホスト サーバーが、ユーザーを 1 つのセッションに制限するように構成されており、ユーザーが切断状態でセッションを終了すると、そのユーザーが RD セッション ホスト サーバーに次回接続したとき、そのセッションに自動的に再接続されます。
既定では、RD セッション ホスト サーバーはユーザーを 1 つのセッションに制限するように構成されています。
RD セッション ホスト サーバー上の [1 ユーザーにつき 1 セッションに制限する] 設定を構成するには、次の手順を実行します。
この手順を実行するには、構成しようとしている RD セッション ホストにおいて、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。 適切なアカウントおよびグループ メンバーシップの使用の詳細については、
RD セッション ホスト サーバー上の各ユーザーを 1 セッションに制限する設定を構成するには |
RD セッション ホスト サーバーで、リモート デスクトップ セッション ホストの構成を開きます。リモート デスクトップ セッション ホストの構成を開くには、[スタート] ボタンをクリックして [管理ツール]、[リモート デスクトップ サービス] の順にポイントし、[リモート デスクトップ セッション ホストの構成] をクリックします。
[設定の編集] 領域の [全般] で、[1 ユーザーにつき 1 セッションに制限する] をダブルクリックします。
[プロパティ] ダイアログ ボックスの [全般] タブで、環境に合わせて [1 ユーザーにつき 1 セッションに制限する] チェック ボックスをオンまたはオフにして、[OK] をクリックします。
また、[Restrict Remote Desktop Services users to a single remote session] グループ ポリシー設定を有効にすることで、ユーザーを RD セッション ホスト サーバー上の 1 つのセッションに制限することもできます。このグループ ポリシー設定は、コンピューターの構成\ポリシー\管理用テンプレート\Windows コンポーネント\リモート デスクトップ サービス\リモート デスクトップ セッション ホスト\接続にあり、ローカル グループ ポリシー エディターまたはグループ ポリシー管理コンソール (GPMC) を使用して構成できます。グループ ポリシー設定は、リモート デスクトップ セッション ホストの構成での設定よりも優先されます。
リモート デスクトップ サービスのグループ ポリシー設定の詳細については、リモート デスクトップ サービスのテクニカル リファレンス (英語の可能性あり)(
ユーザーが RD セッション ホスト サーバーに接続したときに異なるプログラムを起動するようユーザーが指定している場合は、ユーザーを 1 つのセッションに制限するように RD セッション ホスト サーバーが構成されていても、RD セッション ホスト サーバー上でユーザー用に新しいセッションが作成されます。ユーザーは、リモート デスクトップ接続の [オプション] の [プログラム] タブで、接続時に起動するプログラムを指定することができます。ただし、接続時にユーザーがプログラムを起動するのを防ぐことができます。接続時にユーザーがプログラムを起動するのを防ぐ方法の詳細については、「ユーザーがログオンしたときに自動的に起動するプログラムを指定する」を参照してください。