リモート セッションで利用できるモニターの設定またはモニターの数を指定できます。モニターの数を制限することで、特に低速なリンク経由の接続のパフォーマンスが向上し、サーバーの負荷が軽減されます。
接続の実際の利用可能なモニター数は、クライアント コンピューターでサポートされているモニターの数で決まります。ユーザーが、リモート デスクトップ接続の [画面の設定] の [画面] タブで接続のすべてのモニターを指定することもできますが、モニターの数は、RD セッション ホスト サーバー上で構成された値を超えて指定することはできません。
リモート セッションのモニターの数を指定するには、次の手順を実行します。
この手順を実行するには、構成しようとしている RD セッション ホストにおいて、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。 適切なアカウントおよびグループ メンバーシップの使用の詳細については、
リモート セッションのモニターの数を指定するには |
RD セッション ホスト サーバーで、リモート デスクトップ セッション ホストの構成を開きます。リモート デスクトップ セッション ホストの構成を開くには、[スタート] ボタンをクリックして [管理ツール]、[リモート デスクトップ サービス] の順にポイントし、[リモート デスクトップ セッション ホストの構成] をクリックします。
[接続] で、接続の名前を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
接続の [プロパティ] ダイアログ ボックスで、[クライアント設定] タブをクリックします。
[モニターの設定] の [セッションごとのモニターの最大数を制限する] ボックスで、クライアントが利用できるモニターの数を入力します。
注 クライアントが複数のモニターを使用している場合は、デスクトップ コンポジションまたは Aero グラスは、リモート デスクトップ クライアントで有効になりません。リモート デスクトップ クライアントが 1 台のモニターを使用している場合にのみ、デスクトップ コンポジションが有効になります。
[OK] をクリックします。モニターの設定は、変更した時点で接続済みのセッションには適用されません。変更は、次回ユーザーが RD セッション ホスト サーバーに対して新しい接続を確立したときに有効になります。
注 | |
また、[セッションごとのモニターの最大数を制限する] グループ ポリシー設定を適用することで、リモート セッションのモニターの最大数を設定することもできます。このグループ ポリシー設定は、コンピューターの構成\ポリシー\管理用テンプレート\Windows コンポーネント\リモート デスクトップ サービス\リモート デスクトップ セッション ホスト\リモート セッション環境にあり、ローカル グループ ポリシー エディターまたはグループ ポリシー管理コンソール (GPMC) を使用して構成できます。グループ ポリシー設定は、リモート デスクトップ セッション ホストの構成での設定よりも優先されます。 |
リモート デスクトップ サービスのグループ ポリシー設定の詳細については、リモート デスクトップ サービスのテクニカル リファレンス (英語の可能性あり)(