ADSI エディター

ADSI エディターは、Microsoft 管理コンソール (MMC) のスナップインとして実行されます。ADSI エディターを開くには、Active Directory ライトウェイト ディレクトリ サービス (AD LDS) サーバーの役割がインストールされているコンピューターで、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[ADSI エディター] をクリックします。

次の各セクションでは、コンソール ツリーでクリックするノード、または [操作] メニューでクリックするコマンドに対応する、ADSI エディター スナップインのユーザー インターフェイス (UI) オプションについて説明します。

ADSI エディター ノード

次の UI オプションを表示するには、コンソール ツリーで [ADSI 編集] をクリックし、[操作] メニューで [接続] をクリックします。[接続の設定] ダイアログ ボックスが表示されます。

[接続の設定] ダイアログ ボックスの次のオプションを使用して、Active Directory ライトウェイト ディレクトリ サービス (AD LDS) インスタンスのディレクトリ パーティションへの接続を作成できます。

オプション 詳細

名前

接続の表示名を入力します。接続は、ここで指定した接続名を使用してコンソール ツリーに一覧表示されます。

接続ポイント

AD LDS インスタンスへの接続方法を指定します。AD LDS インスタンスの識別名または名前付けコンテキストに接続するか、既知の名前付けコンテキストを選択することができます。

既定で、AD LDS では名前付けコンテキストが提供されません。

コンピューター

管理する AD LDS インスタンスを実行しているコンピューターを指定します。サーバー名か IP アドレスを指定する必要があります。AD LDS インスタンスが既定のライトウェイト ディレクトリ アクセス プロトコル (LDAP) 通信ポート番号 (389) を使用していない場合、その AD LDS インスタンスが使用するポート番号も指定する必要があります。

詳細設定

このボタンをクリックし、AD LDS インスタンスへの接続で使用する資格情報とバインド方法を指定します。

[操作] メニューの [最新の情報に更新] コマンドを使用すると、ADSI エディターに表示される接続とオブジェクトに関する情報が更新されます。

接続ノード

次のコマンドを表示するには、コンソール ツリーで、既に確立されている接続の接続ノードをクリックします。次に、[操作] メニューで、次の表に含まれるいずれかのコマンドをクリックします。

コマンド 詳細

削除

現在選択されている接続ノードを ADSI エディターから削除します。このコマンドの影響を受けるのは、ADSI エディター コンソール ツリーの内容のみで、このコマンドにより AD LDS インスタンスからオブジェクトが削除されることはありません。

今すぐスキーマを更新

スキーマ情報を AD LDS からローカル コンピューターのキャッシュに再度読み込みます。

新規作成

[新規作成] をポイントし、[クエリ] をクリックすると、新しいクエリが作成されます。

名前の変更

接続ノードの新しい名前を指定します。

最新の情報に更新

ADSI エディターに表示される、接続およびオブジェクトに関する情報を更新します。

オブジェクト ノード

次のコマンドを表示するには、コンソール ツリーで AD LDS インスタンス内のディレクトリ パーティションのディレクトリ オブジェクトをクリックします。次に、[操作] メニューで、次の表に含まれるいずれかのコマンドをクリックします

コマンド 詳細

移動

オブジェクトを AD LDS の別のコンテナーに移動します。移動先コンテナーを選択するためのダイアログ ボックスが開きます。

ここから新規接続

新しい接続を作成し、コンソール ツリーに追加します。

新規

[新規作成] をポイントし、[オブジェクト] をクリックすると、選択したコンテナーに新しい子オブジェクトが作成されます。オブジェクトのクラスを始めとして一連のダイアログ ボックスが開きます。選択したコンテナーでオブジェクトを作成するアクセス許可がない場合、クラスは一覧表示されません。クラスを選択すると、必要な属性ごとにダイアログ ボックスが開きます。最後のダイアログ ボックスで [その他の属性] をクリックすると、オプションの属性を表示および編集できます。

削除

選択したオブジェクトを AD LDS から削除します。削除を確認するためのダイアログ ボックスが表示されます。AD LDS からオブジェクトを削除するアクセス許可がない場合、このコマンドはメニューに表示されません。

名前の変更

AD LDS のオブジェクト名を変更します。

最新の情報に更新

ADSI エディターに表示される、接続およびオブジェクトに関する情報を更新します。

プロパティ

オブジェクトの属性値を編集するためのダイアログ ボックスが開きます。

パスワードのリセット

このオプションは、unicodePwd 属性を含むオブジェクトに対してのみ使用できます。このオプションを使用すると、unicodePwd 属性の値をリセットするためのダイアログ ボックスが開きます。

その他の参照情報


目次