[電源オプション] の基本設定項目を使用すると、電源に関するイベント (電源ボタンやスリープ ボタンの押下、ポータブル コンピューターのカバーを閉じる、スタンバイ状態からの復帰など) に対して Windows Server® 2003 や Windows® XP が応答する方法を構成できます。

[電源オプション] 基本設定項目では、Windows Server 2003 または Windows XP の電源オプションのみが構成されます。Windows Server® 2008 R2、Windows Server 2008、Windows 7、および Windows Vista® の電源オプションを構成するには、以下の場所にある電源管理の管理用テンプレートの設定を使用します。

コンピューターの構成

   └ ポリシー

      └ 管理用テンプレート

         └ システム

               └ 電源の管理

[コントロール パネル] の [電源オプション] を構成する場合と同じように、[電源オプション] 項目を構成します。[電源オプション] 項目には、項目の操作は含まれていません。

[電源オプション (Windows XP)] 項目を作成する

新しい [電源オプション] 基本設定項目を作成するには
  1. グループ ポリシー管理コンソールを開きます。新しい基本設定項目を含むグループ ポリシー オブジェクト (GPO) を右クリックして、[編集] をクリックします。

  2. コンソール ツリーの [コンピューターの構成] または [ユーザーの構成] の下にある [基本設定] フォルダーを展開してから、[コントロール パネルの設定] フォルダーを展開します。

  3. [電源オプション] ノードを右クリックし、[新規] をポイントして、[電源オプション (Windows XP)] をクリックします。

  4. [新しい [電源オプション (Windows XP)] プロパティ] ダイアログ ボックスで、グループ ポリシーの電源オプションの設定を入力して、構成します (詳細については、「基本設定項目の設定を有効または無効にする」を参照してください)。

  5. [共通] タブをクリックし、オプションを設定して、コメントを [説明] ボックスに入力します。(詳細については、「共通オプションを構成する」を参照してください。)

  6. [OK] をクリックします。詳細ウインドウに新しい基本設定項目が表示されます。

その他の考慮事項

  • コンピューターの [電源オプション] 項目の後でユーザーの [電源オプション] 項目が処理される場合、ユーザー設定によってアクティブな設定が置き換わります。アクティブな設定とは、コンピューターまたはユーザーの [電源オプション] 項目によって既にアクティブになっている設定のことです。

  • ローカル管理者および Power Users 管理者グループは、コントロール パネルを使用して自分の電源設定を手動で変更できますが、その他のユーザーは変更できません。このような制限はありますが、ユーザー用に構成された設定は、ユーザーがログオンしたときにアクティブになり、ログオフした後もアクティブのままになります。

  • コンピューターに適用された設定は、ログオンしているユーザーがいない状態でコンピューターが起動されたときにアクティブになります。ただし、グループ ポリシーのバックグラウンド更新をサポートする [電源オプション] 基本設定項目を使用すると、ログオンしているユーザーがいない状態でコンピューター ポリシーが適用されたときに、電源設定をリセットできます。

  • 項目レベルの対象指定を使用して、基本設定項目の範囲を変更できます。

  • 基本設定項目は、ドメイン ベースの GPO でのみ使用可能です。

その他の参照情報


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