ファイル サーバー リソース マネージャーと共に、次のコマンド ライン ツールがインストールされます。

  • Dirquota.exe。クォータ、自動適用クォータ、およびクォータ テンプレートを作成および管理するために使用します。

  • Filescrn.exe。ファイル スクリーン、ファイル スクリーン テンプレート、ファイル スクリーンの例外、およびファイル グループを作成および管理するために使用します。

  • Storrept.exe。レポート パラメーターを設定したり、オン デマンドで記憶域レポートを生成したりするために使用します。また、schtasks.exe を使用してスケジュールできるレポート タスクの作成にも使用します。

これらのツールを使用して、ローカル コンピューターやリモート コンピューター上の記憶域リソースを管理できます。これらのコマンド ライン ツールの詳細については、次の情報を参照してください。

任意のコマンドのコマンド構文と利用可能なパラメーターを表示するには、コマンドに /? パラメーターを指定して実行します。

コマンド ライン ツールを使用したリモート管理

各ツールには、ファイル サーバー リソース マネージャー MMC スナップインから利用できるものと同様の操作を実行するためのオプションがいくつか用意されています。ローカル コンピューターではなくリモート コンピューターに対してコマンドの操作を実行するには、/remote:ComputerName パラメーターを使用します。

たとえば、Dirquota.exe には、クォータ テンプレート設定を XML ファイルに書き込むための template export パラメーターと、XML ファイルからテンプレート設定を読み取るための template import パラメーターがあります。/remote:ComputerName パラメーターを Dirquota.exe template import コマンドに追加すると、ローカル コンピューター上の XML ファイルからリモート コンピューターにテンプレートがインポートされます。

コマンド ライン ツールに /remote:ComputerName パラメーターを指定して、リモート コンピューターに対するテンプレートのエクスポート (またはインポート) を実行すると、テンプレートは、ローカル コンピューター上の XML ファイルに書き込まれます (インポートの場合は、XML ファイルからテンプレートがコピーされます)。

その他の考慮事項

コマンド ライン ツールを使用してリモート リソースを管理するには

  • ローカル コンピューターとリモート コンピューターの Administrators グループのメンバーであるドメイン アカウントを使用して、ログオンする必要があります。

  • コマンド ライン ツールは、管理者特権の [コマンド プロンプト] ウィンドウから事項する必要があります。 高度なコマンド プロンプト ウィンドウを開くには、[スタート]、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] の順にクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックして、[管理者として実行] をクリックします。

  • リモート コンピューターで Windows Server 2008 が実行され、ファイル サーバー リソース マネージャーがインストールされている必要があります。

  • リモート コンピューターで、[リモート ファイル サーバー リソース マネージャー管理] 例外を有効にする必要があります。この例外は、[コントロール パネル] の [Windows ファイアウォール] で有効にします。

その他の参照情報


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