[トランスレーターの選択] ダイアログ ボックスには、インストールされているトランスレーター .dll が一覧表示され、そこから 1 つ選択できます。選択すると、ドライバーによってデータの文字セットを別の文字セットに変換することができます。格納されているデータの文字セットがアプリケーションとデータ ソースで異なることがよくあります。ODBC では、ドライバーによってデータの文字セットを別の文字セットに変換するための汎用メカニズムが用意されています。

トランスレーター .dll を指定すると、ドライバーによりその .dll が読み込まれて呼び出され、アプリケーションとデータ ソースとの間でやり取りされるすべてのデータが変換されます。これには、データ ソースに送信されるすべての SQL ステートメントと文字パラメーター、すべての文字結果、列名などの文字メタデータ、データ ソースから取得されるエラー メッセージなどがあります。トランスレーター .dll はアプリケーションがデータ ソースに接続した後に読み込まれるため、接続データは変換されません。

アプリケーション開発者、ドライバー開発者、またはサード パーティは、ドライバーによって呼び出される変換関数 SQLDriverToDataSource および SQLDataSourceToDriver を実装するトランスレーター .dll を記述できます。

トランスレーター .dll の詳細については、「ODBC のプログラマ リファレンス」を参照してください。