構成エディターでは、IIS マネージャーにセクションを挿入することで、構成ファイルへのアクセスや管理を実行できます。利用可能なセクションは、サーバー、サイト、またはアプリケーションのいずれで作業するかによって決まります。各セクション内では、要素、属性、およびコレクションを編集できます。この操作は、管理者のみが行うことができます。

[構成エディター] ページは、構成ファイルのセクションを管理するときに使用します。また、構成エディターを使用すると、構成ファイルの検索やスクリプトの生成も実行できます。

UI 要素の一覧

次の表に、機能ページと [操作] ウィンドウで使用できる UI 要素について示します。

機能ページの要素

要素名 説明

[セクション]

[セクション] ドロップダウン リストの一覧は、構成するセクションを選択するときに使用します。セクション パスを入力する場合、データ セクションにアクセスするための完全なパスを使用する必要があります。たとえば、「data」ではなく、「system.data」と入力します。

[主要なコンテンツ セクション]

中央のウィンドウに、構成するセクションの情報が表示されます。セクション パスは、プロパティとその値の上に表示されます。これらのプロパティの値を編集するには値をクリックします。

[種類と検証情報]

[構成エディター] ページの一番下に表示されているテキスト ボックスに、現在選択されているプロパティに関する値の範囲などのデータの種類や検証情報が表示されます。

[操作] ウィンドウの要素

要素名 説明

[適用]

要素、属性、またはコレクションに行った変更を保存します。

[キャンセル]

要素、属性、またはコレクションに行った最新の変更を取り消します。[適用] をクリックすると、[キャンセル] を使用して変更を元に戻すことはできません。

[スクリプトの生成]

最近実行した操作のスクリプトを作成します。C#、JavaScript、AppCmd という 3 つのプログラミング言語で操作のスクリプトを表示する [スクリプト ダイアログ] ウィンドウを開きます。スクリプトの生成機能は、プロパティの値を変更するなどの操作を行った後にのみ有効になります。スクリプトの生成は、操作を行った後、[適用] をクリックする前に実行する必要があります。

セクションのロック、コレクションの編集、親セクションに戻すなどの即時的な操作は、スクリプトには含まれません。

[構成の検索]

[構成の検索] ダイアログ ボックスは、構成ファイルの特定のセクションを検索するときに開きます。

詳細については、「[構成の検索] ダイアログ ボックス」を参照してください。

[セクションのロック]

これ以上変更できないように、選択したセクションをロックします。

[セクションのロック解除]

変更を行えるように、選択したセクションのロックを解除します。

セクションのロック解除は、最初にロックを行った場所でのみ実行できます。たとえば、ApplicationHost.config を使用してセクションをロックした場合、Web.config を使用してロックを解除することはできません。

[属性のロック]

選択した属性をロックします。

[属性のロック解除]

変更を行えるように、選択した属性のロックを解除します。

属性のロック解除は、最初にロックを行った場所でのみ実行できます。

[要素のロック]

選択した要素をロックします。

[要素のロック解除]

変更を行えるように、選択した要素のロックを解除します。

要素のロック解除は、最初にロックを行った場所でのみ実行できます。

[削除]

選択した要素とその設定を削除します。

[項目の編集]

コレクションのプロパティの追加、編集、または削除を行うための [コレクション エディター] ダイアログ ボックスを開きます。

詳細については、「[コレクション エディター] ダイアログ ボックス」を参照してください。

[親に戻す]

現在のセクションの値を、上位の構成から値を継承するように変更します。この機能は、セクション レベルでのみ使用できます。

関連項目


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