Windows PowerShell™ を起動すると、cddirls などの使い慣れたコマンドを入力する衝動に駆られることがあるでしょう。そのときは、ぜひ試してみてください。cd は、現在の位置を指定されたパスに変更する Set-Location コマンドレットのエイリアスです。dirls は、ある場所に存在する子項目を取得する Get-Childitem コマンドレットのエイリアスです。

ファイル システム ドライブ内を移動するには、Set-Location (cd) コマンドレットと Get-Childitem (dir、ls) コマンドレットを使用します。Windows PowerShell では、C: のようにドライブ名とそれに続くコロン (:) でドライブを示します。親項目と子項目は、C:\Windows\System32 のように、バックスラッシュ (\) またはスラッシュ (/) で区切ります。

次に示すように、Windows PowerShell 内での移動を容易にする機能があります。

  • 現在のディレクトリを表すシンボル (.) とディレクトリの内容を表すシンボル (*) があります。

  • ホーム ディレクトリを表す組み込み変数 ($home) と、Windows PowerShell のインストール ディレクトリを表す組み込み変数 ($pshome) があります。

他のシェルと同様に、位置の変更、ディレクトリおよびファイルの作成、削除、移動、コピー、およびそのプロパティの変更などの操作を実行できます。パス名の指定時にはタブ補完も使用できます。詳細については、項目コマンドレット (Get-Item、Get-Childitem、New-Item、Remove-Item、Set-Item、Move-Item、および Copy-Item) のヘルプを参照してください。




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