現在のセッションに対して定義されているすべてのエイリアスを取得します。
構文
Get-Alias [[-Name] <string[]>] [-Exclude <string[]>] [-Scope <string>] [<CommonParameters>] Get-Alias [-Definition <string[]>] [-Exclude <string[]>] [-Scope <string>] [<CommonParameters>]
説明
Get-Alias コマンドレットは、現在のセッション内のエイリアス (コマンドおよび実行可能ファイルに付けられた別名) を取得します。エイリアスには、組み込みエイリアス、設定またはインポートしたエイリアス、および Windows PowerShell プロファイルに追加したエイリアスがあります。
既定では、Get-Alias はエイリアスを受け取ってコマンド名を返します。Definition パラメーターを使用すると、Get-Alias はコマンド名を受け取ってエイリアスを返すようになります。
パラメーター
-Definition <string[]>
指定した項目のエイリアスを取得します。コマンドレット、関数、スクリプト、ファイル、または実行可能ファイルの名前を入力します。
このパラメーターは、エイリアス オブジェクトの Definition プロパティに指定した項目名を検索するので、Definition と呼ばれています。
必須 |
false |
位置 |
named |
既定値 |
|
パイプライン入力を許可する |
false |
ワイルドカード文字を許可する |
true |
-Exclude <string[]>
指定した項目を除外します。このパラメーターの値は、Name パラメーターおよび Definition パラメーターを修飾します。"s*" のように、名前、定義、またはパターンを入力します。ワイルドカードを使用できます。
必須 |
false |
位置 |
named |
既定値 |
|
パイプライン入力を許可する |
false |
ワイルドカード文字を許可する |
false |
-Name <string[]>
取得するエイリアスを指定します。ワイルドカードを使用できます。既定では、Get-Alias は現在のセッションに対して定義されているエイリアスをすべて取得します。パラメーター名 ("Name") は省略可能です。パイプを使用してエイリアス名を Get-Alias に渡すこともできます。
必須 |
false |
位置 |
1 |
既定値 |
|
パイプライン入力を許可する |
true (ByValue, ByPropertyName) |
ワイルドカード文字を許可する |
false |
-Scope <string>
指定されたスコープのエイリアスのみを取得します。指定可能な値は、Global、Local、Script、または現在のスコープの相対的な数値 (0 ~スコープの数。ここで 0 は現在のスコープを表し、1 はその親を表す) です。既定値は Local です。詳細については、「about_Scopes」を参照してください。
必須 |
false |
位置 |
named |
既定値 |
|
パイプライン入力を許可する |
false |
ワイルドカード文字を許可する |
false |
<CommonParameters>
このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: -Verbose、-Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-OutBuffer、および -OutVariable。Ô”¼š¤Ë¤Ä¤¤¤Æ¤Ï¡¢次を参照してください: about_Commonparameters.
入力と出力
入力値の型は、コマンドレットへのパイプが可能なオブジェクトの型です。戻り値の型は、コマンドレットによって返されるオブジェクトの型です。
入力 |
System.String パイプを使用してエイリアス名を Get-Alias に渡すことができます。 |
出力 |
System.Management.Automation.AliasInfo Get-Alias は各エイリアスを表すオブジェクトを返します。 |
注
エイリアスは、コマンドレット、関数、または実行可能ファイルに対して使用する別名またはニックネームです。コマンドレット、関数、または実行可能ファイルを実行するには、その完全な名前またはエイリアスを使用することができます。詳細については、「about_Aliases」を参照してください。
新しいエイリアスを作成するには、Set-Alias または New-Alias を使用します。エイリアスを削除するには、Remove-Item を使用します。
例 1
C:\PS>get-alias 説明 ----------- このコマンドは、現在のセッションのエイリアスをすべて取得します。
例 2
C:\PS>get-alias -name g*, s* -exclude get-* 説明 ----------- このコマンドは、"get-" で始まるエイリアスを除き、"g" または "s" で始まるエイリアスをすべて取得します。
例 3
C:\PS>get-alias -definition Get-ChildItem 説明 ----------- このコマンドは、Get-ChildItem コマンドレットのエイリアスを取得します。 既定では、エイリアスが既知の場合は、Get-Alias コマンドレットは項目名を取得します。項目名が既知の場合は、Definition パラメーターはエイリアスを取得します。
例 4
C:\PS>get-alias | where-object {$_.Options -match "ReadOnly"} 説明 ----------- このコマンドは、Options プロパティの値が ReadOnly であるエイリアスをすべて取得します。Windows PowerShell に組み込まれているエイリアスには ReadOnly オプションが設定されているため、このコマンドを使用するとこれらの組み込みエイリアスをすばやく見つけることができます。 Options は、Get-Alias が取得する AliasInfo オブジェクトの中の 1 つのプロパティにすぎません。AliasInfo オブジェクトのすべてのプロパティおよびメソッドを見つけるには、「get-alias | get-member」と入力します。
例 5
C:\PS>get-alias -definition "*-pssession" -exclude e* -scope global 説明 ----------- この例では、"e" で始まる場合を除き、"-pssession" で終わる名前を持つコマンドのエイリアスを取得します。 このコマンドは、Scope パラメーターを使用して、コマンドをグローバル スコープに適用しています。セッション内のエイリアスを取得する場合にスクリプトでこのパラメーターを使用すると便利です。
関連項目