スクリプト ブロックとコマンドレットの実行にかかる時間を計測します。

構文

Measure-Command [-Expression] <scriptblock> [-InputObject <psobject>] [<CommonParameters>]

説明

Measure-Command コマンドレットは、スクリプト ブロックまたはコマンドレットを内部で実行し、操作にかかる時間を計測し、実行時間を返します。

パラメーター

-Expression <scriptblock>

時間を計測する式を指定します。式は波かっこ ({}) で囲みます。パラメーター名 ("Expression") はオプションです。

必須

true

位置

1

既定値

パイプライン入力を許可する

false

ワイルドカード文字を許可する

false

-InputObject <psobject>

測定する式を表すオブジェクトを指定します。オブジェクトが格納されている変数を入力するか、オブジェクトを取得するコマンドまたは式を入力します。

必須

false

位置

named

既定値

パイプライン入力を許可する

true (ByValue)

ワイルドカード文字を許可する

false

<CommonParameters>

このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: -Verbose、-Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-OutBuffer、および -OutVariable。Ô”¼š¤Ë¤Ä¤¤¤Æ¤Ï¡¢次を参照してください: about_Commonparameters.

入力と出力

入力値の型は、コマンドレットへのパイプが可能なオブジェクトの型です。戻り値の型は、コマンドレットによって返されるオブジェクトの型です。

入力

System.Management.Automation.PSObject

パイプを使用してオブジェクトを Measure-Command に渡すことができます。

出力

System.TimeSpan

Measure-Command は、結果を表す期間オブジェクトを返します。

詳細については、「Get-Help Measure-Command -detailed」と入力してヘルプを参照してください技術情報については、「Get-Help Measure-Command -full」と入力してください。

パラメーターとして複数の値を指定する場合は、各値をコンマで区切ります。たとえば、"<パラメーター名> <値 1>, <値 2>" のように指定します。

例 1

C:\PS>Measure-Command { get-eventlog "windows powershell" }

説明
-----------
このコマンドは、Windows PowerShell イベント ログ内のイベントを取得する "get-eventlog" コマンドの実行にかかる時間を計測します。






例 2

C:\PS>measure-command {get-childitem c:\windows -include *.txt -recurse}

Days              : 0
Hours             : 0
Minutes           : 0
Seconds           : 8
Milliseconds      : 618
Ticks             : 86182763
TotalDays         : 9.9748568287037E-05
TotalHours        : 0.00239396563888889
TotalMinutes      : 0.143637938333333
TotalSeconds      : 8.6182763
TotalMilliseconds : 8618.2763

C:\PS>measure-command {get-childitem c:\windows -filter "*.txt" -recurse}

Days              : 0
Hours             : 0
Minutes           : 0
Seconds           : 1
Milliseconds      : 140
Ticks             : 11409189
TotalDays         : 1.32050798611111E-05
TotalHours        : 0.000316921916666667
TotalMinutes      : 0.019015315
TotalSeconds      : 1.1409189
TotalMilliseconds : 1140.9189

説明
-----------
これらのコマンドは、Windows PowerShell コマンドでプロバイダー固有フィルターを使用することの価値を示します。最初のコマンドは、Include パラメーターを使用する再帰的な Get-ChildItem コマンドを処理するのにかかる時間を計測します。2 番目のコマンドは、プロバイダー固有の Filter パラメーターを使用する再帰的な Get-ChildItem コマンドを処理するのにかかる時間を計測します。






関連項目




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