Windows PowerShell Integrated Scripting Environment (ISE) は、フレンドリーな環境でスクリプトおよびモジュールを記述、実行、およびテストすることのできるホスト アプリケーションです。構文の色指定、タブ補完、視覚的なデバッグ機能、ユニコード準拠、および状況依存のヘルプなどの主要な機能により、多彩なスクリプトの操作性が提供されます。

Windows PowerShell ISE の主な機能を次に示します。

  • Windows PowerShell コンソール で行う場合と同じように、対話型のコマンドを実行できるコマンド ペイン。コマンドを入力して、Enter キーを押すだけです。

  • コマンドの出力をキャプチャする出力ペイン。

  • 関数、スクリプト、およびモジュールを作成、編集、デバッグ、および実行するためのスクリプト ペイン。

  • 複数の独立したタスクを同時に実行できるように、それぞれが固有のコマンド ペインおよびスクリプト ペインを持つ複数の PowerShell タブ。

  • 複雑なスクリプトおよび右から左へ記述される言語でテキストを編集できる機能。

注意事項:

Windows PowerShell ISE にはユーザー インターフェイスが必要であるため、Windows Server のコア インストールでは利用できません。これはサーバー インストールのオプション コンポーネントです。Windows PowerShell ISE は、Windows Presentation Foundation (WPF) に基づいて構築されています。Windows PowerShell ISE のグラフィック要素がシステム上で正常にレンダリングされない場合には、システムでグラフィックのレンダリング設定を追加または調整することで問題を解決できる場合があります。これは、コンピューターに古いビデオ ドライバーがある場合、または仮想化ソフトウェアを使用している場合に必要になることがあります。詳細については、MSDN ライブラリの「グラフィックス レンダリングのレジストリ設定」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=144711) を参照してください。

以下のセクションでは、Windows PowerShell ISE で作業を開始するときに役立つ情報を紹介します。

以下のセクションでは、Windows PowerShell ISE オブジェクト モデルについて説明し、スクリプトで使用する方法を示します。

関連項目



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