指定されたオブジェクトをパイプライン内の次のコマンドに渡します。コマンドがパイプラインの最後のコマンドであれば、オブジェクトはコンソールに表示されます。

構文

Write-Output [-InputObject] <PSObject[]> [<CommonParameters>]

説明

Write-Output コマンドレットは、指定されたオブジェクトをパイプライン経由で次のコマンドに渡します。コマンドがパイプラインの最後のコマンドであれば、オブジェクトはコンソールに表示されます。

Write-Output は、"出力ストリーム" または "正常終了パイプライン" とも呼ばれるプライマリ パイプラインを介してオブジェクトを渡します。エラー パイプラインを介してエラー オブジェクトを渡すには、Write-Error を使用します。

このコマンドレットは通常、スクリプト内で使用されて、文字列やその他のオブジェクトをコンソールに表示します。ただし、パイプラインの最後にあるオブジェクトを表示するのが既定の動作であるため、通常はこのコマンドレットを使用する必要はありません。たとえば、"get-process | write-output" は "Get-Process" と同じです。

パラメーター

-InputObject <PSObject[]>

パイプラインを介して渡されるオブジェクトを指定します。オブジェクトが格納されている変数を入力するか、オブジェクトを取得するコマンドまたは式を入力します。

必須

true

位置

1

既定値

パイプライン入力を許可する

true (ByValue)

ワイルドカード文字を許可する

false

<CommonParameters>

このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: -Verbose、-Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-OutBuffer、および -OutVariable。Ô”¼š¤Ë¤Ä¤¤¤Æ¤Ï¡¢次を参照してください: about_Commonparameters.

入力と出力

入力値の型は、コマンドレットへのパイプが可能なオブジェクトの型です。戻り値の型は、コマンドレットによって返されるオブジェクトの型です。

入力

System.Management.Automation.PSObject

パイプを使用して、オブジェクトを Write-Output に渡すことができます。

出力

System.Management.Automation.PSObject

Write-Output は、入力として渡されたオブジェクトを返します。

例 1

C:\PS>$p = get-process

c:\PS> write-output $p

c:\PS> $p

説明
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これらのコマンドは、コンピューターで実行しているプロセスを表すオブジェクトを取得し、そのオブジェクトをコンソールに表示します。






例 2

C:\PS>write-output "test output" | get-member

説明
-----------
このコマンドは、Get-Member コマンドレットに対して "test output" という文字列をパイプ処理しています。この文字列がパイプラインを介して渡された結果、String クラスのメンバーが表示されます。






関連項目




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