オペレーティング システムに現在設定されているカルチャを取得します。
構文
Get-Culture [<CommonParameters>]
説明
Get-Culture コマンドレットは、現在のカルチャ設定に関する情報を取得します。情報には、キーボード配列のようなシステムの現在の言語設定や、数値、通貨、日付などの表示形式に関する情報があります。
Get-UICulture コマンドレットを使用して、システムの現在のユーザー インターフェイス カルチャを取得することもできます。ユーザー インターフェイス (UI) カルチャは、メニューやメッセージなどのユーザー インターフェイス要素にどのテキスト文字列を使用するかを指定します。
パラメーター
<CommonParameters>
このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: -Verbose、-Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-OutBuffer、および -OutVariable。Ô”¼š¤Ë¤Ä¤¤¤Æ¤Ï¡¢次を参照してください: about_Commonparameters.
入力と出力
入力値の型は、コマンドレットへのパイプが可能なオブジェクトの型です。戻り値の型は、コマンドレットによって返されるオブジェクトの型です。
入力 |
なし パイプを使用してこのコマンドレットに入力を渡すことはできません。 |
出力 |
System.Globalization.CultureInfo Get-Culture は、現在のカルチャを表すオブジェクトを返します。 |
注
$PsCulture 変数および $PsUICulture 変数を使用することもできます。$PsCulture 変数には現在のカルチャ名が、$PsUICulture 変数には現在の UI カルチャ名が保存されます。
例 1
C:\PS>get-culture 説明 ----------- このコマンドは、コンピューターの地域設定に関する情報を表示します。
例 2
C:\PS>$c = get-culture C:\PS> $c | format-list -property * Parent : en LCID : 1033 KeyboardLayoutId : 1033 Name : en-US IetfLanguageTag : en-US DisplayName : English (United States) NativeName : English (United States) EnglishName : English (United States) TwoLetterISOLanguageName : en ThreeLetterISOLanguageName : eng ThreeLetterWindowsLanguageName : ENU CompareInfo : CompareInfo - 1033 TextInfo : TextInfo - 1033 IsNeutralCulture : False CultureTypes : SpecificCultures, InstalledWin32Cultures, FrameworkCultures NumberFormat : System.Globalization.NumberFormatInfo DateTimeFormat : System.Globalization.DateTimeFormatInfo Calendar : System.Globalization.GregorianCalendar OptionalCalendars : {System.Globalization.GregorianCalendar, System.Globalization.GregorianCalendar} UseUserOverride : True IsReadOnly : False C:\PS> $c.calendar MinSupportedDateTime : 1/1/0001 12:00:00 AM MaxSupportedDateTime : 12/31/9999 11:59:59 PM AlgorithmType : SolarCalendar CalendarType : Localized Eras : {1} TwoDigitYearMax : 2029 IsReadOnly : False C:\PS> $c.datetimeformat AMDesignator : AM Calendar : System.Globalization.GregorianCalendar DateSeparator : / FirstDayOfWeek : Sunday CalendarWeekRule : FirstDay FullDateTimePattern : dddd, MMMM dd, yyyy h:mm:ss tt LongDatePattern : dddd, MMMM dd, yyyy LongTimePattern : h:mm:ss tt MonthDayPattern : MMMM dd PMDesignator : PM RFC1123Pattern : ddd, dd MMM yyyy HH':'mm':'ss 'GMT' ShortDatePattern : M/d/yyyy ShortTimePattern : h:mm tt SortableDateTimePattern : yyyy'-'MM'-'dd'T'HH':'mm':'ss TimeSeparator : : UniversalSortableDateTimePattern : yyyy'-'MM'-'dd HH':'mm':'ss'Z' YearMonthPattern : MMMM, yyyy AbbreviatedDayNames : {Sun, Mon, Tue, Wed...} ShortestDayNames : {Su, Mo, Tu, We...} DayNames : {Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday...} AbbreviatedMonthNames : {Jan, Feb, Mar, Apr...} MonthNames : {January, February, March, April...} IsReadOnly : False NativeCalendarName : Gregorian Calendar AbbreviatedMonthGenitiveNames : {Jan, Feb, Mar, Apr...} MonthGenitiveNames : {January, February, March, April...} C:\PS> $c.datetimeformat.firstdayofweek Sunday 説明 ----------- この例では、カルチャ オブジェクトのデータを数多く紹介します。ここでは、オブジェクトのプロパティおよびサブプロパティの表示方法を示しています。 最初のコマンドは、Get-Culture コマンドレットを使用して、コンピューター上の現在のカルチャ設定を取得します。これによって、結果のカルチャ オブジェクトが $c 変数に保存されます。 2 番目のコマンドは、カルチャ オブジェクトのすべてのプロパティを表示します。このコマンドはパイプライン演算子 (|) を使用して、変数 $c のカルチャオブジェクトを Format-List コマンドレットに送信します。Property パラメーターを使用して、オブジェクトのプロパティをすべて (*) 表示します (このコマンドは「$c | fl *」と短縮することができます)。 続くコマンドは、ドット表記法を使用してカルチャ オブジェクトのプロパティを探し、オブジェクトのプロパティ値を表示します。この表記法を使用すると、オブジェクトのどのプロパティでも値を表示することができます。 3 番目のコマンドは、ドット表記法を使用して、カルチャ オブジェクトの Calendar プロパティの値を表示します。 4 番目のコマンドは、ドット表記法を使用して、カルチャ オブジェクトの DateTimeFormat プロパティの値を表示します。 オブジェクト プロパティの多くは、さらにその中にプロパティを持っています。5 番目のコマンドは、ドット表記法を使用して、DateTimeFormat プロパティの FirstDayOfWeek プロパティの値を表示します。